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第七話

あ…！
そう言えばッッ…！
私は、昔お母さんに言われたことを思い出した。
この近くに…アクアチャペルっていうのがあって…！
そこから、湧水が出ていて、このペンダントと共鳴して、傷を治す力があるって…！
私は、ペンダントに強く念じた。
『お願い。湧水の精霊よ…私の傷を治して。』
すると。
パアアアアアァッ！
「！！」
(ペンダントが…！)
ペンダントは、青色に光り、宙に舞う。
その形が、どんどん変化していった。
人の形…？？
その光の中から現れたのは、きれいな、きれいな、おとぎ話に出てくるような…水色の妖精の衣装をまとった、…精霊…？
その精霊の手が、私の足首に触れる。
途端に、私の足の痛みはなくなった。
『…私は…アクア＝クロウフォード…。水の精霊…。』
そう言った。
綺麗な声で、水みたいに透き通った声だった。
その瞬間、フッ…と、丸い透き通った石がいくつも連なる、ブレスレットになって消えた。
…今のは、なんだったの?
続く


じかんがないのできょうはここまでで！