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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【いつの間にか】3TOPに拾われた私。【参照300突破】 ( No.59 )
- 日時: 2012/02/11 22:47
- 名前: 基山 ヒカリ ◆TGiN5W4D8c (ID: 5q2LsCvc)
- 参照: 更新遅し!
第十五話〜雷門〜
「っつ、ついたぁ〜〜…」
雷門の校門の前に立つと、肩で息をしながら、
〝はぁぁ〜〜…"
と、ため息をついた。
途中、女子たちからじろじろ見られたりして大変だったのだ。
ぽてぽてと校舎外を歩いていると、
〝わあああああああああっっ!!!!"
と、大きな歓声が起こった。人だかりで遠くからは確認できない。
人々を押しのけ、最前列へいくと………。
「…ぁ、南雲君に涼乃君に基山君…?」
と、小さく言葉を漏らした。
ルナは前々からさんにんがさっかーをしてるということはしっていたのだが、見る、という事は初めてだったのでちょっと新鮮な気がしたのだった。
「…あ!とにかく職員室行かないと…。」
ルナはそう思いだし、また人々をかき分けて人だかりの外に出る。
そして、大きな校舎のほうにぱたぱたとかけて行った。
* * *
「転校生を紹介する!」
大きな声が、教室の中にこだまする。
その瞬間、私の心臓がどくっ、と大きくはねる。
(じ、じつは私…隠れあがり症だったりして…?)
そんなことを考えて大きく深呼吸していると、また大きな声が。
「入ってきなさい!」
そういわれ、一瞬びくんっ、と肩がはねる。
そして、少し震える腕でカタン、と扉に手をかけ、ガラガラガラッ、とあける。
〝わぁ!女子♪"
〝結構可愛くね?"
そんな会話が、どこからともなく聞こえてきた。
「る…ルナ、ですぅ…星々…ルナ…」
続く
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