二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【うーむ】3TOPに拾われた私。【参照が増えんなぁ…((】 ( No.73 )
日時: 2012/03/04 15:42
名前: 基山 ヒカリ ◆TGiN5W4D8c (ID: kOmP6qDh)
参照: 更新遅し!

第二十話〜下見〜


「よし、きまり!そうと決まったら、行こうか☆」
「ほえ!?行くって、どこに…。」
ヒロトがすくっ、と椅子から立ち上り、窓の外、生徒会室前を確認してからニコッ、と微笑んだ。
「あ、ルナには言ってなかったっけ?えぇと、ココに転校してきた人は、全校生徒でやるアリスゲームに参加しなくちゃいけないんだよ!いわば、ドロジュンの変化形かなぁ?」
『アリスゲーム』という単語を初めて聞いたルナは、「?」マークを頭の上に浮かべた。
だが、そんなルナでもドロジュンは知っていた。
ドロジュン、といえば、ケイドロ、ドロpともいうが、鬼(警察、ポリス)と逃げる人(泥棒、犯人)に分けて、鬼が捕まえ、牢屋に入れる。だが、牢屋に入った泥棒は他の泥棒の助けが来て、助け出されたら再び逃走できる、という誰でも知っているような鬼ごっこの一種だった。
ルナも、
(ドロジュンかぁ、よく小学生の時にやったなぁ…。)
と、思い出して楽しそうに顔をほころばせるのだった。
「ん?ちょっとまって?でも、どうしてアリスゲームなの?男の子だったら?ルールがまだわからない…よ?」
「アリスゲームというのは、アリス…ルナが、アリスの格好コスプレをして、学校中を逃げ回るゲームだ。アリスの護衛に、4人選べる。その4人は、アリスが捕まらないように守るんだ。もしもアリスが捕まったら、罰ゲーム。」
(ずいぶん複雑なルールだなぁ…私に逃げ切れる、かな?)
うーん…としばらく考え、罰ゲームだけはやりたくない!と思い、その次に4人の護衛のキーワードがぽんと頭に浮かんだ。
(あ、そうだ!4人の護衛は……。)
「えと…護衛は誰でもいいんだよね?」
そうやって、少し遠慮気味にルナが生徒会メンバーに問いかける。
その瞬間に生徒会メンバー、4人は自分たちが選ばれるー!!と察し、声を揃えて答えた。
「「「「もちろん!」」」」
それから、ルナは生徒会メンバーに背を向けて、すぅーっ、と深呼吸をし((いるのかな?深呼吸ってぇ…))そして再び生徒会メンバーに向き直り、一人ひとり指をさしながら言った。
「1人目の護衛は、緑川君。二人目の護衛は、南雲君。三人目の護衛は、涼乃君。四人目の護衛は、基山君。これはミッションです!必ず私を守りなさい!」
と、ミッション形式に少し強気な口調で言い放った。


続くよー