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第28話〜夢〜ルナSIDE


ん…？
どこ、だろう…。
周りは、うすみがかったピンク色。
綺麗。
そして…すごく安心する。
お母さんとお父さんがかすかに向こう側で笑っているような気がした…。
嗚呼、そうか…
お父さんとお母さんがいるから安心するのかな？

…ううん。

それだけじゃ、安心しきれないものが何かある。
今の私。とかけがえのないもの。
それはきっと—————————————————…。
こんどは遠くでぼんやりと浮かび上がる影。
…ぼんやりではなくって
私にははっきりと見えたんだ。
晴也君と、風介君と、ヒロト君と、リュウジ君が
皆…みーんなで…お母さんたちと
手を取り合って…笑っていたところを。
この夢が…
現実になったら、いいのにな…。
皆で
私を捨てたお父さん
私が生まれてすぐに死んでしまったお母さん
それと
ココにいるみんなみんなで
一緒に笑いあえる日が来たらなぁ。




『デモ、ソレハカナワナイヨ。』




心のどこかで、そんな声がする。
解ってるよ。
解っている…よ？
でもね———————…。
せめて
せめて夢の中でだけは
お母さんに会わせて？
幸せを見させてよ……。


—————————————————

あ、あれ？
シリアスになった…？？
明るく書くつもりだったのに…OTL
やっぱり最近…悲しい曲とか小説を読んでるからかな；
がんばろがんばろ…