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Ⅰ亡者の町　ファイル２

ガサガサ

濫「あった…ていうかカビ臭…」

濫がいる場所はこの町の資料館。

そして手に持っているものは日記。

ペラ

濫「（まぁすぐにはいい情報はないか）」

本は埃っぽく黄ばんでいて読みにくい。

鬼「明かりもなしで読めるのか？」

いつから居たのか分からないが鬼道はランプを持って濫に近づく。

濫「なんとかなるものだ。」

明かりに照らされると本はより一層古く見える。

本の文字も古代文字が含まれておりそこらの人じゃ読めないだろう。

濫「この本の紙を調べて。」

鬼「どうするつもりだ？」

濫は少し黙り口を開いた。

濫「成分を調べて書かれた場所に行く。そこで手がかりを見つけるつもりだ。」

鬼道は納得しフリーダムを使う。

濫「…本当にそれ便利だよなぁ」

鬼「お前の水魔法も随分とすごいが…」

濫「あれは練習してればできるよ。」

その時濫は一瞬寂しそうな顔をした。

鬼「分かったぞ。」

鬼道に案内してもらい到着した所は随分古い家で半壊していた。

鬼「この有様だが…」

濫「（どうするか…）」

ここまで来たら流石に引き下がれない２人。

不「いたいた。」

なんと丁度いいタイミングでモヒカン君が来るのだろう。

鬼「お前の魔法でなんとかならないか？」

不「…なるっちゃなるけど…」

とてつもなく面倒くさい作業らしい。顔が歪んでいる。