二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *イナイレ*【パロ】反乱分子はあいつ等 ( No.20 )
日時: 2011/11/11 18:58
名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)

Ⅰ亡者の町 ファイル2

不「中は書類だらけだな…」

そう、床を見ても歩ける場所はごく僅か。あとは全て紙で埋め尽くされているのだ。

鬼「この中から探すのか?;」

鬼道も少し億劫になっている。

それもそのはず、これだけの紙の中からしかも意外と大きい家、一部屋探すのに1日は使う量だ。

濫「そんな面倒な事するか。」

ズバっと言った。

鬼「ならどうやって…俺は無理だぞ。」

濫は少し、いやかなり面倒くさそうな顔してから呟いた。

濫「フリー…アイ」

濫の右目にモノクルのようなものが出現する。(片目レンズのやつ)

濫「んー…あ、あった。」

ガザゴソ

濫「これこれ、いやーこんな所にあるとは。」

濫がもっているのは資料館でみたのと似ている日記。

あった場所は…書類に埋まっている机の一番奥の引き出し、の更に積み重なった道具の下にあった。

不「お前のその能力なんだよ。」

そりゃ不自然だ。透視でもしない限りあんな場所にある問うことが分からない。

濫「今度使った時にでも説明するよ…多分…」

不「おい、最後の聞こえたぞ。」

そんな不動の文句を無視して濫は日記のページをめくる。

濫「………予想的中。」

鬼「何か分かったか?」

濫「分かったよ、あの気色悪い生き物の正体がね…」

そう言う濫の顔はとてつもなく不機嫌だった。

濫「あげる。」

鬼道に本を預けると濫は一人でどこかに行ってしまった。

鬼「何が乗ってたんだ?」

ザリ…

?「へぇ…ここが『あの町』か。そしてあいつ等が今必死に探しているものがあるかもしれない場所…」

町の正面で不敵に笑う人間が一人。

黒いフードを深くまで被っていて女か男かさえも分からない。

?「おもしろくなりそうだねぇ…クスクス」

不気味に笑う声が町全体に響く。

?「この『亡者の町』で一体どんな楽しいショーを見せてくれるのやら。」