二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *イナイレ*【パロ】反乱分子はあいつ等 ( No.31 )
- 日時: 2012/01/10 22:26
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
番外編
「ある日の日常」
もっさもっさ——…
今私の目の前でもさもさ口に食べ物を運んでいるのは仲間?の雅。
濫「…よくそんなに食えるな。」
彼女が今食べ終わった所でちょうど5人前。
メニューはこの店の人気メニュー。
鳥の肉をワインでじっくり煮込んだステーキで口の中がとろけるように柔らかいらしい。
雅「これは絶品だよ♪濫も食べればいいのに…そんなに少なくて大丈夫なの?」
お前が異常なだけだ…と突っ込みたくなった言葉を飲み込んだ。
まぁ人より少し少食ではあると自覚はしている。
前の馬鹿が食べているステーキには正反対のサンドウィッチを3つ。スコーンを2個ほど。
昼からそんな重い食べ物を食べれる歩ほど気力がない。
濫「…今は1時。2時から森に言ってハイエナを排除するんだぞ。大丈夫か?;」
少し森で暴れているという盗賊、ギルドの名前が『ハイエナ』。
村人から多額な報酬金が出るということで受けた。
雅「1時間?30分もあれば大丈夫♪」
化け物並みの胃袋を持つこいつは満面の笑みでそう言うと食べ物に目を戻した。
その後きりのいい所で食べるのをやめさせ出発。
雅「盗賊ねぇ…そんなに騒ぐほどなの?」
濫「私たちから見ればただの蟻程度だ。しかし村人たちにとっては違うだろう。」
魔法を使える私たちにとっては楽勝でも常人の人間なら盗賊は暮らしていくのに一番気をつけなくてはいけない存在だ。
ガサ
雅「ニヤ…みーっけ♪」
すぐさま飛びかかろうとした雅を止める。
濫「あいつ等は数だけ多い。このままギルドに行って壊滅させるぞ。」
単品をいくら排除しても意味がない。
一掃できるのならそっちに限る。
雅「うっわ〜無駄に大きいね。」
濫「どうせ村人から盗った金で建てたのだろう。」
ギィ…
音を立ててドアが開く。
中から出てきたのは中年太りした煙草臭い男。
雅「あんたがボス?」
「如何にも。」
…はぁ。
濫「嘘だ、雅排除。」
雅「ラジャ♪」
瞬く間に綺麗な花を咲かせた男を眺めながら進む。
中には酒と煙草の臭いが充満しており思わず鼻を塞ぎたくなる。
「可愛い客だ。」
中心にいる男が言う。
濫「あ〜あいつがボスだなきっと。ていうかメンドイから全員排除。」
雅「なんと投げやりな…そんな所が好きだけど。」
濫「ありがと。」
私の言葉を合図変わりに飛び出して行った雅を見送る私。
「嬢ちゃんは戦わないのかい?」
グシャ
次の瞬間男の右腕が水分を失くしたかのように萎んだ。
濫「誰もそんなこと言ってないけど?」
ものの10分で全て片付け終わり気分爽快!なのは雅だろう。
雅「弱い…でもストレス発散!」
予想通り…
濫「さて…準備運動もしたし『あの町』に行くか。」
雅「お腹すいた〜」
濫「…飢え死にしろ。」
END