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Ⅰ亡者の町　ファイル４

不「あのさ言いにくいんだけど…」

モヒカン野郎が話しかける。
今取り込み中じゃボケ。

不「すでにさっきの奴はいないぞ？」

クル

３６０度見渡してみる。
しかし自分の連れとその他もろもろの顔しか見当たらない。
そして気配も感じられない。

逃がした。それしか言葉が無い。

雅「…あたしの所為じゃないよ？；；」

冷や汗を垂らしながら私から距離をとる雅。
そこまで私は理不尽じゃない。

濫「分かってる。…今何時？」

鬼「深夜２時」

よし、今日は寝よう。
睡眠大切。これどの生物でも共通だ。

欠伸をしながら宿に戻る。

雅「寝るの？」

濫「あぁ…クァ」

綱「（なんつぅ理不尽な…あいつ並みだな；）」

まだ暗い空の下で呑気に寝る準備をし始める濫。
夜はまだまだ長いらしい。