二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *イナイレ*【パロ】反乱分子はあいつ等 ( No.54 )
- 日時: 2012/03/04 20:56
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
Ⅰ亡者の町 ファイル5
騒がしい彼らも眠りにつき本当の静寂を取り戻した町は人の気配は感じなかった。
人の気配は…だけどね?
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濫「…ここどこだ?」
私が次に見た景色は真っ暗な場所。
勿論そんな世界あるわけがないと作者の世界ならすぐに判断して「夢」だと気づくだろう。
しかしこの世界は魔法があるわけだからこんな空間を一呼吸で作り上げる者がいてもおかしくない。
濫「でもまぁ…夢だろ。」
ほっぺたをつねってみたら痛くない。
普通ならここで目を覚めて「やっぱ夢か」てなるんだけど目は覚めない。
濫「暇だ。なら歩こう。」
探索してみる事にした。
ガタン
その空間のどこかで何か大きなものが落ちる音がした。
それは鈍い音がした。
立て続けに大きな音がしたと思ったら次は「ビチャ」という液体が飛び散る音。
少しだけこの音に聞きおぼえがあった。
ずっと昔に聞いたような気がする。しかし思い出せない。
顔をしかめて記憶を辿るがどうしても思い出せない。
ぱっと周りが明るくなり映像が映し出された。
その画面には誰かの部屋らしき場所が映し出されている。
そしてその部屋は床一面に赤い液体を広げており、真ん中にはもはや人の原型をしていない女性が1人、男性が1人、子供が…1人。
濫「あぁ…思い出した。」
そこに映っているのは…自分の家族。
そして真ん中に映っている人間は……
パチ
どうも続きは見せてくれないようだ。
タイミングよく?目は覚めた。
ドガァアン
濫「終わり悪ければ後も悪い…てか?」
(元:終わりよければ後もよし。です)
外に出るとすでに面子が揃っている。
不「意外と起きない方なんだな。風介派かww」
いや、この状況はどう考えても笑えないぞ。
濫「寝起きが悪い。このまま皆殺しにしていいか?」
鬼「…お前本当に涼野に似ている。」
綱「(あいつも寝起きが悪いと敵に八つ当たりするんだよなぁ;)」
「グァ…ヴォァ」
濫「私は今最高に機嫌が悪い。」
雅「(ご愁傷様;)」