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プロローグ

サァ——————…

砂埃がおちつくと人の姿が見える。

何人もの人間が同じ人間を食べる姿が目に映り人がどくとそこには骨と血しか残っていなかった。

———————亡者の町———————

午前１１：１５そろそろお昼時という時刻に語られる。

？「まーた”あの町”で起きたのか？」

ピンクの髪が特徴的な人の良さそうな少年が冗談混じりに言う。

？「冗談で済まされないぞ…」

青い髪を高い位置で結んだ少年が呆れた顔で言う。

？「なぁ指揮官さん、このままでいいのか？」

モヒカン頭が目立つ鋭い眼光を持った少年が答えを分かっているような眼で問いかける。

？「…全員が行く必要はない。」

指揮官と呼ばれた男はドレッドヘアーにゴーグルという変わった姿をしていた。

？「俺と不動、そして綱海。この３人で行く。…出発は正午だ。」

同時刻１１：１５

？「ムシャムシャ」

茶色の短髪を揺らしながら目の前の食べ物を頬張る少女。

？「今の話し、聞いてたか？」

群青色の髪を持った少女が呆れながら問う。

？「大丈夫だって！”あの町”に行くんでしょ。」

？「その後の話しも聞いてほしかったのだが…まぁ行けば分かるか。」

半ば諦めて言う。

？「出発は？」

新たな歯車が…

？「正午だ。」

回り出す。