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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *イナイレ*【パロ】反乱分子はあいつ等 ( No.61 )
- 日時: 2012/04/01 22:15
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
4月1日 エイプリルフールといことで番外編行きまーす!
「ひとつの嘘と、叶わないこと」
ドタドタドタ——…
朝から耳に響く足音が家全体に響く。
耳が慣れているためかベッドに潜り込んでいる少女は起きない。
?「んもう…(怒)」
ベッドの目の前に仁王立ちをし、息を吸う。
?「お姉!起きないと朝ごはん抜くよ!」
キ——ン
濫「別に…いらないけど。」
?「そうだ、お姉にはこの脅しは効かないんだ…;」
しかし潜り込んでいた少女はそんな可哀そうな女の子を見て起きた。
そしてタンスからワイシャツとジーンズを取り出し着替え始める。
濫「起きるよ。今日の朝は何?歩…」
歩と呼ばれた女の子は喜びに顔を綻ばせた。
歩「今日はサンドウィッチだよ!あたしが作ったの!!」
この2人の姉妹は誰がどう見ても微笑ましい。
?「歩ー、濫ー、早く下りてらっしゃい!」
急いで降りてみると優しい顔の母親がいる。
その隣では朝のコーヒーを飲んでいる父親。
歩「もう!お姉、なんで早起きできないの?」
「そんなことを言われても…」と困ったように頭をかきながら椅子につく。
濫「でも…歩がいるから大丈夫だなww」
歩「…そんなこと言われても起こすのはこれで最後なんだからね!」
といいつも毎日起こしてくれる妹に感謝している姉。
母「クスクス…濫、私はあなたたちという子供を産めて本当に幸せよ。」
パチ
そこで夢は途切れた。
ムク
濫「そんなわけないか…」
近くのカレンダーを見ると今日はエイプリルフール。
確かに…嘘をついていい日だが。
『あなたたちという子供を産めて本当に幸せよ。』
嘘だ。あんなこと、思っているはずがない。
けど…少しでも期待してしまった自分がいる。
なんと醜いんだ。
あぁでも…もし叶うなら。
『あの日に戻りたい』
〜完〜
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