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Ⅰ亡者の町　ファイル６

いやまぁ足は全部もぎ取られましたよ？
この子すごいね、足ないのにまだうねうね動いてるよ。

不「気持ちわりぃ…；」

ボゴォ

全「！？」

砂たこの足が元通りになった。

濫「再生…したのか？」

雅「あ〜らら？どうするの濫ちゃん；」

再生する＝なんど切っても死なない。

綱「面倒くさい奴だなぁ。」

流石の綱海も『海の広さに比べたらそんなことちっぽけなことだぜ！』とは言わなかった。

鬼「…一旦我々は退こう。」

不/綱「！？」

鬼「分が悪すぎる。それにその足を久遠に解析してもらえればこいつの殺し方も分かるはずだ。今無理に倒すことでもない。」

正論すぎる正論。
２人も納得するしかないのか反論しない。

雅「私たちはどうするの？私から言わせてもらえば…」

濫「退いた方がいいだろうな。」

その場の誰もが分かること。（綱海でさえも）

鬼「お前らもか？」

濫「けど、もっかいこっち行くの面倒くさいんだよなぁ…ていうか宿代払うのも嫌だ。」

不「…こいつら持っていこうぜ」

雅「レジスタンスに？」

それなら金には困らないし寝る場所もあるだろうが…
普通に考えて面倒事には関わりたくない濫にとってはやめてほしい配慮だった。

雅「…行こうよ濫！」

濫「お前は食い物目当てだろ？」

呆れる。
そりゃあレジスタンスのような大きな組織にはメンバーのことを配慮して上手い飯が食えるだろうけど…

雅「よし行こう！」

鬼「話はまとまったな。」

綱「…；」