二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: テニスの王子様  『我ら彼らを愛し隊』 ( No.4 )
日時: 2011/11/07 21:00
名前: リーラン (ID: jfz2CPVc)



ことみは、店先に掛けてあった服を手にとり、あやに見せた


ことみ「あーちゃんあーちゃん!この服君に似合いそうだよ」
くみ「うんうん!絶対似合う!」
あや「そ、そぉ・・・?」
ことみ「そおそお。これ着こなせるの君だけだと思うよ切実に」


その服を元の位置にもどすと、三人は隣の店に入った


くみ「あ、あーちゃんコレも似合いそうだよ!」
ことみ「おお!ナイスだくみ!!」
あや「そ、そぉなんだ・・・。でもさっきからお前らが選んでる服・・・、」







第一話【豹柄ばっかってどーゆーことだ】







ここはきっと東京あたりのショッピングモール
ことみ、あや、くみの仲良し三人組で、急遽ここを見て回ることにきまったのだ


ことみ「だってあやちゃん絶対こーゆーエロい服に合うよ?」
あや「黙れwwくたばれww氏ねww」
くみ「ねーねー、このバック欲しいよパパー」


くみはことみを引き寄せ、茶色のリボンのついた可愛らしい肩掛けバッグを見せた


ことみ「そうだね、くみがいい子にしていたらパパが何でもかってあげるよ^p^」
あや「くーちゃん、そのパパに近づいちゃだめよー」
くみ「ママー!!」
ことみ「あ、でも買うって言ってもお金ないなー」


学校指定バックの中で財布を探しながらことみが言った


くみ「そうだね、ここどこだかわかんないしねwww」
ことみ「あー・・・、せめて財布持ってくるべきだったなー・・・」
あや「あたしもこーゆーときに備えてUSB持ち歩こう・・・」


三人はその店をでて、また歩き始めた


実はこの三人、”この世界”の者ではない
いまの場所がわからず帰り方もわからないため、とりあえずふらついているのだ


くみ「まさか拾ったテニプリ投げただけでこんなことになるとは思わなかった」
あや「投げたってか捨てたよね。川に」
ことみ「投げんなよww」
くみ「ホントだよ!資源は大切にしなきゃ!」
あや「お前がなげたんだろww」


だが当の3人は慌てることもなく、見知らぬこの地を探索していた
要するに結構みんな気にしてないのだ





自分達が漫画の世界にトリップしたことなんて





くみ「テニプリ投げてここに来たってことはさ、ここテニプリなんかなぁ?」
ことみ「そうじゃね?だってテニプリの単行本投げたのにナ○トには行かないっしょ普通」
あや「いや、なにを基準にして普通を語ってるんだお前」


あやは苦笑いしながら空を見た


あや「で、どうする?そろそろ日が暮れてきましたけど」
ことみ「まずいな、そしてまずいな・・・」
くみ「えー、この飴結構おいしいのに?」
ことみ「そのまずいじゃねーよ。寝るとこなくてどーしようかって言ってんの」


ことみがくみの頭をぺチンッと叩いた


くみ「あー。もう公園で野宿でよくね?」
あや「やだ虫がいる。それに中学生が野宿とか補導決定だから」
くみ「もー、我がままだなあやちゃんはー。いいじゃん野宿、決定」
あや「考え直せ」
ことみ「あ、じゃああの子の家は?」
あや「は?お前なに言って」


ことみが指差した方にはかわいい男の子


あや「決定」
ことみ「さっすがあやちゃん話わかってるぅ☆」
くみ「お前こそ考え直せ!!w」
あや「じゃーもーどうすんのホントに」
くみ「だから、もう野宿しかないって」
あや「えー・・・」


二人が真剣に考え始めたのをみて、ちょっと飽きてきたことみはあたりを見渡しながら、近くのスポーツ用品店に入った
もちろん二人に見つからないように


ことみ「(本当に知らない場所だなぁ〜)」


商品を手にしたりしていろいろみてると、ドンッと誰かにぶつかった


ことみ「・・・——わッ!ご、ごめんなさい!」
?「おっと。すいません、怪我してないですか?」
ことみ「あ、はい。大丈夫です。そっちはだいじょ、う・・・ぶ・・・」


安否を確認しながら相手の顔を見ると、ことみは急に黙りこくってまじまじと目の前の人物を見つめた


ことみはこの人を知っていた
それもそのはず、相手は大好きなテニプリの中でいつもあっている、あの・・・


鳳「あ、はい。・・・・・・あの、どうかしました?」







鳳長太郎だった