二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 終わる世界に花束を、  〈inzm〉 ( No.17 )
日時: 2011/11/13 11:57
名前: 天音 (ID: P/D0CuiW)

オープニング



 (ーーーー)


昔々とある世界に一人の男の子が住んでいました。


「……たかたが、伝説の話でしょ!?」

「なんでこんなことに……ねぇ、なんでよ!!」

「仕方ない……としか言えないのか?」

「そんなのオレ達でどうにかできることじゃねーよ。」


男の子はひとりぼっちでした。
なぜなら家族も友達も何もかも持っていなかったからです。


「あの子は無関係だ!!そんなこと知ってるでしょ?」

「嘘だって本気でつき通せば本当にできるはずよ!?」

「遅かったんだよ。何もかも水面下では進んでたんだ。」

「もう諦めることを考えておいたほうがいいだろーな……」


しかし男の子は全く寂しくなんかありませんでした。
なぜならばーーーー




「ボクは二人いるの。だから一人じゃないんだよ?」


〜世界終末伝説記より引用〜