二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: カゲロウデイズ ( No.16 )
- 日時: 2011/11/16 18:55
- 名前: 苺 (ID: 2mVH7ZuJ)
いつまで、続くかな…はぁ……((
次の日
八月十五日、木曜日
午後十二時半くらい
とても、天気が良い
なんというか……
病気になりそうなほど……かな
そんな眩しい夏の日差しの中
デートといっても『初』なので、よく分からないし、
行く場所なんて決めてなかった
だから、することもないし璃梨空と駄弁っていた。
というかデートなのに駄弁っていていいのだろうか
ドキドキ緊張していた健
「……ふふ。今日学校お休みで、良かったね。祝日で?」
「違うんじゃね。今日、終戦日だからじゃないか?」
「そうなの?」
「うーー多分な」
「……」
健は少し頬が赤くなりながらも璃梨空との話を進めていた
「あはは!健、あなた意外と面白い人ねっ!なんか
こうしてるだけでも楽しい!」
「えっ!そうか?!……」
少し話を止め、何分かベンチでボーッとしていると
璃梨空が
「……やっぱ、春が好きだな。」
と急に言い出した
「え?そうか?俺は……夏…………
あっ……」
何かハッとした顔をした健
「夏か……夏は暑いしな!秋が好きかな!
なんか鈴虫の音色キレイだし!紅葉も、サイコーだしなっ!」
「……そうね。夏は暑いしね。電気代もかかるもん。
……それに」
「……?それに?」
少し暗い顔で璃梨空は言う
「……んー?何だ?」
健は少し気になったが、聞かないことにしておいた
「あっ!見て!」
「ん?」
璃梨空がブランコの方指指す
指を指した方向には、
黒ネコがいた
するとネコが璃梨空の足元に来た
「わっ!……可愛いっ……」
「ん。だな」
二人は黒ネコを撫でた
「そんで、冬は好きか?」
「んー。冬は寒いしね……
でも、まぁ……夏が一番、嫌いかな」
ネコを撫でながら璃梨空は、ふてぶてしく呟いた
「……」
健はずっと黙ったまま
「あっ!」
ネコは逃げ出してしまった
「あぁー!待って!」
璃梨空は逃げ出した猫の後を追いかけていった
「待て!璃梨空!危ないぞっ!」
「いいじゃんっ!大丈夫だってっ」
ネコを無我夢中で追いかける
すると、
「!?」
健は途中でストップした
璃梨空は夢中でネコを追いかけている
横断歩道に気づかず飛び込んでいったのも知らずに
そして、信号機が赤に変わった
「あ、璃梨空!赤になったぞ!早く抜けろよ!」
健の声は聞こえていない
「あははー!待って!ネコさん!どこまで行くのー!」
横断歩道の真ん中を走っていった時だ
大型トラックが璃梨空に向かって走ってくる
「璃梨空ーー!」
健は璃梨空に向かって叫んだ
思いっきり
なんとか聞こえた
「え?健……
きゃあっ!」
トラックはもう目の前だった
キキィーーーッッッ
クラクションが道路に鳴り響いた