二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: カゲロウデイズ【完結】 ( No.27 )
日時: 2011/11/18 20:40
名前:  苺 (ID: 2mVH7ZuJ)



☆最終話☆


「……そうか。好きにしろ。俺はもう何も仕組まない。
何もしない。安心しろ。俺はお前がどのようにこの無限ループを終わらせるか……見ていようではないか」

そういい残してブラックは、どこかに行ってしまった

すると、

璃梨空が来た

「お待たせ。」

何事も無かったようにして明るい表情で来た

「どこに行く?なんて、決めてないよね?公園のベンチで駄弁ってよ?」

「あ、あぁ」

二人はベンチに座る

数分間、色々話していると

黒ネコだ

「(何もしねぇって言ってたくせに。)」

健は思う

ブラックも

「(登場くらいさせろ。後ジャマとか。)」

「(ムカツクー)」


二人はにらみ合っていた

「何?どうしたの?そんなネコ見て」

璃梨空がくすっと笑い、言う

「ん?別に?」

「そう。あっ!ネコが逃げていく!待って……」

璃梨空はブラックを追いかけていった


「(絶対、死なせねぇ)」

そう呟き、璃梨空を追いかけていく


横断歩道だ

ブラックはてくてく、横断歩道を渡る

璃梨空も渡ろうとした瞬間

グイッ

「……健」

健が腕を引っ張った

「行くな。危ないだろ?」

「あ。ごめん。ネコがつい、可愛くて……」

璃梨空を一応助けることが出来た

だが、まだ安心してはいけない。


健達は、もう帰ることにした

そして

道を抜けた時だ

皆上を見上げ、口をポカーンと開けている

健は、ここに鉄柱が振ってくることはもう知っている

だから直ぐ避けようとした

勢いよく落下してくる鉄柱

「璃梨空!こっちだ。」

すぐに避け交わした

幸い命は助かった二人

だが

健は左足を骨折してしまった


けれど

健は満足していた

命を守れた

これで、

無限ループすることは無くなった

それ以来、ブラックの姿は見なくなった。



三年後

健は大学一年生

璃梨空もだ

まだ彼等は付き合っている、らしい


八月十五日

「……三年前、あれは、夢じゃないんだよな」


八月十四日と、十五日が来るたびに思い出す健。

璃梨空は忘れてるっぽい?

あの日は

一生、忘れられない日となった。





無限ループということは、今はもう無く

普通の日常の中で、俺達は生活している。






                    —END...