二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 【あるコピー室の前で】 《創作》 ( No.18 )
- 日時: 2011/12/28 13:21
- 名前: 狼鳶 ◆InzVIXj7Ds (ID: JiXa8bGk)
【あるコピー室の前で】 《創作》
「お疲れ〜。まだ仕事? 大変だねぇ」
「あっお疲れ様です。そうなんですよ〜。気合いで(笑)」
コピー室から出て行こうとした私に、話し掛けてくれた人は
宮野(みやの)さん。仕事の上司です。
宮野さんはいつも優しくて、私の隠れ癒しさんです(笑)実は好きな人だったりも…。
今日は偶々仕事が多く、残業することになりました。
疲れていたところに宮野さんが話し掛けてくれたのです。
—— やっぱり癒されるなぁ〜。
「————さん、——澤さん、相澤(あいざわ)さん!」
「はっはい!」
癒されるなぁ、などと思っていたら宮野さんに呼ばれていました。
「大丈夫?」
「すみませんっ、大丈夫です!」
「なら良いけど……。相澤さん一人で無理するタイプだから、辛かったら言いなよ?」
「はい、有難うございます……」
宮野さんはそう言うと「ちょっと待ってて」と どこかへ行ってしまいました。
—— 優しいなぁ〜、宮野さん。
暫くすると 宮野さんが戻ってきました。
その手には缶がありました。
「はい、相澤さん。これ飲んで?」
「えっ、あ、有難うございます!」
宮野さんが持っていた缶は私の好きなカフェオレでした。
疲れている私にカフェオレを買ってきてくれたのです。
—— 何て優しいの……。
「あははっ、相澤さん 何て顔してんだよ(笑)」
「えっ!?」
どうやら惚けた顔が表に出ていた様です。
—— は、恥ずかしい……。
宮野さんはツボに入ったのか、ずっと笑ってます。
「もう、そんなに笑わないで下さいよ!」
「あはははっ、ごめん、ごめん。あ、そうだ…」
「?」
——— 何だろう…?
宮野さんは何かを思い出したみたいです。
「今日は相澤さん忙しそうだから止めとくけど……」
「はい……」
「明日の仕事終わり、食事でもどう?」
「……えっ」
—— み、宮野さんから誘われちゃったよーー!!?
「もし良かったら、だけど……」
「大丈夫です! 行きたいです! ……あっ」
思わず本音がポロリと出てしまいました。
それを聞いた宮野さんは またツボに入ったのか笑ってます。
「はははっ、そんなに喜んでもらえるなんて思ってもなかったよ(笑)」
「す、すみません(照)」
「はははっ。それじゃ俺は行くね。仕事 頑張れー!」
「あっはい! 色々と有難うございました!!!」
そう言い、宮野さんは手を振りながら去って行きました。
私は宮野さんから貰ったカフェオレを飲み干し、オフィスへ戻って行きました。
オフィスへ戻る足取りが軽くなった気がします。
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【後書き】
優しい上司……っかぁーー、良いねぇ!(O☆YA☆ZI)
私はカフェオレよりミルクティーの方が好きです。
読み返してみると、この2人ずっとコピー室の前に居たんだよなぁ。
足疲れんのかね?←
という事でタイトルを付けてみました。
にしてもまた続きそうな匂いが……。
私の小説、どれも続きそうですがね(笑)
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