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　２０話「セントラルへの道のりで」

「やっぱ遠いなぁ」
セントラルへの道を歩いていたゆうりと夏未にそんな声が聞こえた
あたりを見渡すとそらと鬼道がいた
「あ、そらと鬼道君」
ゆうりの声に反応し
「あ、ホントだぁ」
夏未が２人に声をかける

「あれ？２人共。そっちからってことはヒーファイトゥから？」
「ええ」
「そっちはウィンフール？」
「私はね。鬼道君は…」
「ちょっとな」




「で、最近この大陸全体で可笑しなことが起こっているのは知っているな？」
鬼道が歩きながら言う
「…うん。北には生息しないはずの南の魔物がいた」
「情報によればインラインスには敵が出たって。しかも捕まえたところを何者かが逃がしたって」
そら、夏未が言う
「つまり、組織があると考えていい」
ゆうりが言う
「ああ、正解だ。奴等の目的は分からないが、何か大きな事をしようとしていることは間違いないだろう」








　


「ターゲットみーけ♪さぁて、どうしてやろうか？」

少し離れた処から４人を見て笑っている女

「ん？あれは…へぇアイツもいたんだぁ。面白うそう…こっち選んで正解だったなぁ」