二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: そこに空があるから [inzm] ( No.138 )
日時: 2011/12/03 21:57
名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)

 21話「霧の中」

急に霧が出始めた
「…何?霧?」
そらが声を上げる
「ここ等いったいは霧が出るような場所じゃない」
「じゃ、どうしてっ?!」


「あはは♪私が霧出してるんだもん」
何処からか聞こえる少女の声
「誰っ?」

「ん〜私?私はね…」
霧の中だが少女の姿がはっきり見えた
途端にゆうりが震えだす

「“リン”アンタ達をね、殺すためにきたの」
可愛らしく少女は---リンは告げる

「あーれぇ?どうしたの?“ゆうり”ちゃん」
リンはいきなりそんな事を言う


「あ、あ。え?………どうして?なんで…どうしてっ!」
ゆうりは突然叫びだす
普段のゆうりからは考えられないほど脅え、震え、声を荒上げる

「クス♪」
リンは笑う


「お、おっ--------------------------------っお姉ちゃんっ?!!!!」

その声でそらや夏未、鬼道は止まる

よく見れば、リンはゆうりに似ている
髪の色や目の色は同じ

黙っていれば雰囲気までそっくりに見えるだろう



「キャハハハ♪ざーんねん!“お姉ちゃん”じゃないのだよ」
リンは楽しそうに笑う

「え…?」
ゆうりに疑問が浮かぶと同時に姉の姿で物を語るリンに恐怖をもっていた




「私はリンって言ったでしょ?でもね…ゆうりちゃん?アンタの姉…“みりあ”の事はしってるよ」
満面の笑みでリンは言う
そして、無邪気な子供の笑みで言う


「さぁーゆうりちゃん、遊ぼ♪私と…ね?」