二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: そこに空があるから [inzm] ( No.142 )
日時: 2011/12/04 09:53
名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)

 22話「無邪気さの裏」

ゆうりがゆっくりだが前にでる
「ちょっと!ゆうり!!」
そらが止めようとするがゆうりにその声は届かない

「分からない…分からない……ヤメテ、止めて!」
ゆうりはそう言い走り出す

「仕方がないっキャ!!!」
後に続こうとしたが3人の前には魔物が現れた
「っ!これじゃ」

「お姉ちゃんの姿でお姉ちゃんの声で…語らないでっ!!!!!!!」
「っ!ん?どうしたの?あぁ…そっか。当てられないんだぁそうだよねぇ大好きなお姉ちゃんの姿してる人を攻撃、出来ないんだよね」
リンは余裕の笑みでいう

「っ!!!あぁぁぁああ!!!!」
「クス♪痛い?」
リンは素手でゆうりに攻撃をした
「…止めいっきまぁす♪むっ?!」
リンは前方からの音に反応しゆうりから離れる

「そう簡単には殺らせない」
そう言って来たのは鬼道だった
「あぁ?アンタは…もう来たの?私はこの子と遊んでたのに」
リンは残念そうに言う
「遊び?これがか?貴様…何を」
鬼道が駆け出す
「鬼道…君」
ゆうりが倒れながら言う

「≪アクア・ショット≫!」
「アンタ水属性?!えーとっ≪ミスト≫っ!」
鬼道の水の弾丸はリンの霧によって外れてしまう

「あははは♪当たんなぁい!…キャア!」
リンの腕に何かが掠り腕からは血が流れる
「何?」

「≪ウィング・スライサー≫…貴女が知っている事、全部言ってもらうわ」
そらが放った攻撃
鋭い風がリンの腕を切り裂いたのだ

「…もうっ!なんなのっ?!私はゆうりちゃんの遊んでたのにっ!!邪魔」
先ほどまでの子供の声とか違う
『邪魔』と告げるリンは冷たく恐ろしく見えた

「邪魔なの。もう少し足止めされてて≪ダークネス・ハート≫!!!」

リンが告げると黒い霧が現れたと思ったら消えた
だが
「…いやぁぁぁああ!!!!」
夏未の声
「クッ!」
鬼道
「…イっやぁ!!」
そら
「≪ダークネス・ハート≫これはね、人の恐ろしいものを相手に見せる。場合によれば思い出したくない過去を
蘇らせる…さぁ、ゆうりゃん私達も遊ぼ♪」
また無邪気に言う
だが、今までの無邪気さとは違う
何処か冷たい

「!じゃ…まさか、それも」
「ん〜ちょーと違うかな?でもほぼ同じ。みりあの姿、借りてるの!っていうよりこれも幻覚の1つであってるよ」

「じゃ、最愛のお姉ちゃんに殺られて…ね?≪ダーク・ブリザード≫!」
黒い雪がゆうりに向い放たれる