二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: そこに空があるから [inzm] ( No.21 )
日時: 2011/11/14 19:56
名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)

 3話「日常と“気”」

「じゃ、私も帰るね〜」
そらはそう言うと部屋から出て行ってしまった

「…ねぇ、帰ってきたと時から気になってたんだけど」
かがりが言う
「何かしら?」
「静か。あのうるさい奴等は?」
ラティアはその“奴等”が分かったのか
「あの馬鹿は秋と一緒にインランスに行ってるわ。有人は任務よ」
「インランス?何、里帰り?」
1人でソファーを占領しながら聞くと
「それもあるけど、違うわよ」
「…まぁ、いいけど。で、ティアラが見えないけど」
その言葉でティアラがいないことに気が付いたラティアは
「はぁ。また、ね」
呆れたように言う
「そらの処だろうねぇ」


城を出てすぐにそらは城の裏庭に行く
すると、城の窓から1人の少女が飛び降りてきた
「ティアラ、行こ♪」
「うん!!」

町を歩いていると
「また脱走ですか?ティアラ姫」
町の人が話しかけてくる
「うん!」

「ティアラ、クレープでいいんでしょ?」
「クレープは俺の嫁♪」



一方、城の書庫で
「…で、この文献だけど。大体は解読したけど…まだ分からない事が多いわ」
「そう。分かったわ」

「この時代にいるのかしら?四季巫女」
「彼女達の力を受け継いだ巫女。居てもいいのだけど…ね?」
意味深に言う
「それはあたしも思うわ、だけど…それはそれで大変な事よ」


「じゃ、あたしも行くわ」
そう行って少女はそこを出る


「…“闇”の力が強くなってきている気がする」
憂鬱そうな顔でそう呟いた