二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: そこに空があるから [inzm] ( No.213 )
日時: 2011/12/19 14:51
名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)

 38話「重要」

「僕達は、組織の目的とかは知らない…氷裏は知ってるかもしれないけど」
ターナは言う
「…私達は言われたからする、って感じで。氷裏も“上”から言われて動いているみたいだった」
ルーナが付け足す
「そう…」
菜乃香が頷く

「だけど、僕達はインランスの宣告者を殺るように言われた。他にも心託者を殺るように言われたのもいた」
ターナが言う
「ゆうりが狙われた様に見えた…ってそういうことか。他にはない?」
舞衣香が聞くと
「たしか…各国の重要人物を潰すって」
ルーナが言う
「「重要人物…」」














「ラティア。インランスから連絡が入ったわ」
そう言いセントラル城の王室に入ってきたのは
「かがり…で、どういう要件」
「インランスに例の組織の奴が来て、舞衣香と菜乃香が戦ったわ。捕獲したけども情報はもってないみたい」
かがりは言う
「そう」
「後は…各国の重要人物を潰す事が今の目的みたいよ」
「重要人物…ねぇ」
ラティアは意味深の言う
「…ラティア、あたしの感だけど心託者、宣告者…四季巫女の守護者が狙われてるんじゃない?」
「それも考えてるわ。だけど、重要人物…それなら他にもいるわ。例えば貴女とかね」
ラティアはかがりを指しながら言う
「あたし狙ってどうするの?」







「まぁ、心配はいらないだろうけど…ティアラも気を付けてよね」
そらはティアラに言う
「えー?何をぉ?」
「…話聞いてないの?」
「モグモグ…ん〜聞いてたよ?」
「ティアラ、分かったわ。クレープを食べてから話そう」
「はぁーい」












小さな扉
何処にあるのかわからない
開くこともない扉

「…さぁ。始めましょ?」
不適笑う少女

「氷裏姉ちゃん。ぼくも行っていいの?」
無邪気な少年の声