二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: そこに空があるから [inzm] ( No.297 )
日時: 2012/01/03 11:15
名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)

 57話「歴史の眠り」

風が心地良く吹き、木々の間から木漏れ日
「…ん〜!そこぉ!!」
澪はいきなり気に向かって攻撃をする
木は揺れ声が漏れる
「うわっ!!」
声の主は落ちた
「いってぇー!!!」
涙目で澪を見るのは青髪の少年
「…はい?」

少年は慌てて立ち上がると
「見つけたぞ!紅の道化師!!」
「見つけられたのはアンタだよ」
澪がすぐに言い返す
「っ!…ち、違うからな!考えなしじゃないからな!」
「(うわぁ、馬鹿だ)」

「…俺の名前はイクトだ!」
「なんで名乗ったの?」
「俺はお前の名前を知っている。だけどお前は俺の名前を知らない!だからだ!!!」

「≪サンダー・ショット≫」
「ぎゃぁっ!あぶっねー!!!テメェ何しやがるっ」
「だって、アンタ私を殺しに来たんでしょう?だったら私は自分の身を守らないと」
イクトは黙る、そして目を見開き
「そうだったぁ!!!」
叫ぶ
「忘れてたの?」
「…わ、忘れてないぞ!ちょっと…物忘れを」
「ソレを世間では忘れてるっていうんだよ」

「(調子狂うな。何よコイツ…敵、だよね?)」

イクトは少し黙ると
「よぉし!そっちがその気なら俺だって」
意気込む
「(いや、そっちだよ。はじめからその気なのは)」

「お、俺だって出来るんだからな!!≪ヒストリー・スリープ≫!!」
「っ!!!」
澪は突然倒れる

「≪ヒストリー・スリープ≫歴史の眠り。間違った過去への時間旅行」
イクトは笑う





「ここは…」
澪が目を覚ますは静かな場所
「イクトは…何処」

「あれ?私、縮んでる?」
澪の姿は幼くなり5歳児

「澪!探した。帰ろう」
「あ、うん(心結姉様がいる…5年前に飛ばされた?違う。そんな高度な魔法…きっと私の…記憶!)」




「アンタの記憶をもとにした夢、だけども違う夢。記憶がもとだけども、俺によって書き換えられた夢」
イクトは笑う

「お前は、悪夢から目覚められるか?」