二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: そこに空があるから [inzm] ( No.360 )
- 日時: 2012/04/05 20:12
- 名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)
73話「攻め込み」
ラティアの言葉を遮り現るは新たな声
「た、大変ですっ!!!ラティア姫様!ティアラ姫様ぁっ!!!!!」
焦る様な声は突然現れた
「リオン!どうしたの?大きな声だして、珍しい」
ティアラが言う
息を荒らしていた少女---リオンは荒い息のまま言う
「どこかの軍勢がこちらへ向かっていますっ」
「!!軍勢?」
かがりが驚きながら聞き返す
「はい。何処かは分かりません。東西南北、全てから来ています」
リオンが適格に言う
ラティアは眉をひそめた後に命ずる
「1人もセントラル内に入れないで。国内には避難勧告を」
それを聞くと美月が素早く動く
部屋に会った魔水晶に手を触れる
すると国内に美月の声が響き、避難勧告を告げる
ラティアを横目で見ながらかがりは
「東西南北、全てから攻めてくる敵を此処にいれずに全て倒せ?また無茶な」
軽く笑いながら言う
「まぁ無茶しないと守れないけどね」
舞衣香はそう言い外へと出る
続いてその場にいたほとんどが外へと行く
「…美月、行くわよ」
ラティアに声をかけられ美月はラティアの後を追う
「私達も行きましょう」
菜乃香が言い、春奈、夏未、秋、冬花が行く
「ティアラ姫様も行きましょう」
リオンが言うと
「クレープまだ食べきってない!」
「………」
ラティアが行くは地下
魔水晶が置いてありそれに触れる
「今から結界を張るわ。セントラル全て覆う結界を」
それを聞くと菜乃香が小さく笑う
「なら、私の得意分野だね。手伝うよ」
「秋たちも手伝ってちょうだい」
その声を聞き、皆が魔水晶の周りへと行く
「結界。そろそろ張る頃かしら?」
かがりが言う
「でしょうね…セントラル国内はどうする?私たちも外に行く?」
「そうねぇ…」
「来た!!」
円堂の声が響く
各自が身を引き締めていた
恐ろしいほどに生気の感じられない敵を相手にすることに
“ヒト”の形をしたバケモノを相手にすることに
*
「俺の野望の邪魔はさせない」
とある場所から放たれえる光は淡く、残酷な未来へと誘う導き