二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: そこに空があるから [inzm] ( No.365 )
- 日時: 2012/04/05 20:13
- 名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)
74話「戦争」
静まり返る国
普段の活気や賑やかさは全く感じなくなった国
だが、1歩外に出てしまえば静かさなど有はしなかった
東門
「------っ!どっから湧いてくるのよっ!!」
叫ぶような舞衣香の声
「湧いてはいないな…」
冷静に返答をする豪炎寺
「わ、わかってるわよ!!≪ライジング・スパーク≫!」
大きな雷の塊が敵であり“ヒト”にあたり倒れる
だが、倒してもすぐに別の“ヒト”が現れる
「長期戦になりそうですねっ!」
つららがあたりを見渡しながら言う
西門
「俺は戦闘向きじゃねぇんだけどなぁ?!」
不動は言いながら鈍い輝きの刃を“ヒト”に当てる
「やったか?」
「まだだ!!≪アクア・ショット≫!」
応えるようにヒトに鬼道が水の弾丸をぶつける
南門
「クソ!キリがないっ!!」
焦りの声を出す風丸
「でもやらなきゃいけないいだろっ!?」
「そうだな!≪疾風斬≫」
風丸は竜巻を起こしヒトを飲み込ませる
「俺だって!≪サンダー・ボルト≫!!」
円堂の電撃が風で倍増される
「あたしに勝てるとでも?冗談…≪水晶≫電気って水を通すんだよね?≪水流・弦想≫」
澪の水が円堂の電撃をヒトに効きやすくする
北門
「まだまだ来るよ!」
「見ればわかる≪炎ノ羽≫!!」
吹雪の言葉を軽く流しゆうりが言う
無数の炎の羽がヒトに当たる
「炎って風で大きくなるんだったね?≪光ノ風≫」
アフロディが唱えると風が起こりゆうりの炎を大きくする
*
誰もいない、物音1つしない国
否、耳を澄ませば微かにする
何かを壊すような音が-------------
「国内に居て正解だったわね」
「そうだね…一気に行くよ!≪ウイング・スライサー≫!!」
「≪水冷弾≫」
風の刃と圧縮された水の弾丸がヒトに当たる
「え?消えた…?倒したってこと?」
そらの疑問にかがりは
「おそらく…」
「弱い。でも、数が多いわね…外の皆は大丈夫かな?」
*
「ヤダよ…誰か」
震える声
「誰か、だれか…」
怯える様に目の前のヒトを見る少年
国民は城に避難しているがこの少年は逃げ遅れたらしい
ヒトは躊躇することなく少年へと手を向ける
「だれかぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
少年の声が静まり返った国にこだまする
次に響くは金属音
「…セントラル国民に手、出さないでもらえますか?」