二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: そこに空があるから [inzm] ( No.40 )
日時: 2013/02/11 16:31
名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)

 7話「いるはずのない魔物」

つららが目覚め、皆が一か所に集まっていた
「で、何があったの?」
そらの言葉で始まった
「…魔物に襲われた、あの道に今まで魔物が出たことは『ない』と言っても嘘にはならない」
「でも、現れた。最初は良かった、だけど…私達は“水”より“氷”や“雪”を得意とするから…」
つららの言葉が気になった
「それって、その魔物…」
かがりが言いかけて止めた。吹雪とつららが頷く
「きっと、スインルーグに…北に生息する魔物じゃない!」
つららが断言する
「!!それじゃ----!(“水”より“氷”や“雪”)まさか、南に生息する、魔物?」
ティアラが聞く
「多分…でも、そのせいで奴等は気候に対応できずに段々動きが鈍ってきて…それで」
吹雪が答える
「私は、倒したと思った魔物に最後攻撃をされて…」
つららが少し悔やむように言う

「ラティア、どうする?」
そらが尋ねると
「…南、か。セントラルにいる魔道師の中で“水”属性で強いのは…」
ラティアがかがりを見て黙る。その視線を感じてかがりは
「え…あたし?」
「そうなるわ。残念だけど、今セントラルには貴女ほど“水”を扱えるのは、いない」
かがりは見るからに嫌そうな顔をする
「他に、2人ほど。それはこっちで決めておくわ」
ラティアはそう言って部屋を出て行った






自然豊かなある、場所で

「今日ぐらいにあの2人が帰ってくるって。まぁ、多分すぐにセントラルに行くだろうけど」
「そっか…楽しみだね」