二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: そこに空があるから [inzm] ( No.445 )
日時: 2012/07/16 13:44
名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)

 95話「分かれた先に」

歩きながらターナはため息をつく
「まったく、面倒なことになったよ。この道から中心部って行けたか?」
隣を歩くルーナに聞く
「ん〜どうだっけ?この道、使った記憶ないけど」
「1度使った様な気はするが」

そのやり取りを見ていた4人
「…って!不味いじゃない!それじゃ行けない」
舞衣香が口を挟む
「だからどうするか悩んでいるんじゃないか。はぁ…どうしたのもか」
ターナが言う
「ま、行けるところまで行ってから考えようよ」
ルーナが言う
「そうだな。取りあえず行こうぜ」
円堂がそれに賛成する




「にしても、どこまで続くんだ」
冷静に鬼道が言う
「さぁ?行ってみないと分からないよね」
呑気に吹雪が応える
「士郎…もう少し緊張感を」
「ここで敵に遭遇したら危ないよねー。私戦力外だし」
春奈が笑いごとの様に言う
「笑いごとじゃないぞ」
鬼道が呟く





「…長いな。ここから中心部に行けるのか?」
疑問を言う
「不思議だね〜もう目が慣れたよ」
澪が言う
「敵に遭遇したら、どうしましょうか」
冬花が不安そうに言う
「だいじょーぶ!あたしが倒すから!それにいざとなったら風丸を囮にして逃げよう」
澪が“名案”と付け足しながら言う
「ふざけるな」
風丸から活が入る





「なんか、寒い気がする」
そらが呟く
「確かに…さっきと温度が違うね」
アフロディが言う
「寒いのは嫌だなぁ暑いのも嫌だけど」
ティアラが言う
「そういう問題じゃないでしょう」
ラティアが続いて言う

「…冷気が漂っている気がする。この先から」
かがりが言う
「はい。私もそれを感じます。この先に、氷使いの人がいるのでしょうか?」
「…氷使い」





「明かりが見える」
ゆうりが呟く
「え?本当?」
それを聞き夏未が顔を上げる
「取りあえず、抜けるしかない、な」
豪炎寺が言うと
「敵がいるかもしれないから。気を付けて」
ゆうりが言う


通路を抜けたどり着く広い場所

そこにいるは朱色の髪の少女

少女はゆうりたちが部屋に入るとゆっくりと振り返りゆうりたちを見る

「…来ちゃったんだね」






--- 私たちの誰が、争いを望んでいるの?

   私たちがいつ、戦いを望んだというの?

   私たちは、いつでも…----------だけなのに ---