二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: そこに空があるから [inzm] ( No.526 )
日時: 2014/02/11 13:13
名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)

121話「目指す場所」

嗚呼。ああ。アア。
もうすぐ、もうすぐで、世界が終わる
そしたら今度こそ

いまから創造し作られた世界でなら

「俺も君も、笑って生きていける」




「闇が、溢れている」
「あぁ。この城の中心部。地下の、深き場所。アイツはそこにいる」
ティアラに対しレオンが言う
「此処よりも?」
「嗚呼。千年前、その場所でシオンと、ゼレフは全てを失った」
「とにかく、この先へ行きましょう。中心部に向かって、できるだけ近くに。そしたら、自然と皆集まる」
そらが言う

“この先が一寸の光もない闇だけのセカイだとして、どれだけの希望が存在できるのか…”





破壊された最上階

「氷裏。どこ」
開いた穴を見つめルーナが言う
「行くか…。氷裏はきっと、彼奴から離れるような事はしない」
それはターナが知る真実
「なら、探さないと」

「「氷裏の大切な人を救うの」」




封印されし、我が肉体

此処で我らは別れた

別れるしかなかった

だか、違う
今は違う

「俺には、お前を守るための力がある」

願ったのは
簡単な事

祈ったのは
普通の事

なのに、すれ違い
なのに、歪み

想像とは違う現在