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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: そこに空があるから [inzm] ( No.526 )
- 日時: 2014/02/11 13:13
- 名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)
121話「目指す場所」
嗚呼。ああ。アア。
もうすぐ、もうすぐで、世界が終わる
そしたら今度こそ
いまから創造し作られた世界でなら
「俺も君も、笑って生きていける」
*
「闇が、溢れている」
「あぁ。この城の中心部。地下の、深き場所。アイツはそこにいる」
ティアラに対しレオンが言う
「此処よりも?」
「嗚呼。千年前、その場所でシオンと、ゼレフは全てを失った」
「とにかく、この先へ行きましょう。中心部に向かって、できるだけ近くに。そしたら、自然と皆集まる」
そらが言う
“この先が一寸の光もない闇だけのセカイだとして、どれだけの希望が存在できるのか…”
*
破壊された最上階
「氷裏。どこ」
開いた穴を見つめルーナが言う
「行くか…。氷裏はきっと、彼奴から離れるような事はしない」
それはターナが知る真実
「なら、探さないと」
「「氷裏の大切な人を救うの」」
*
封印されし、我が肉体
此処で我らは別れた
別れるしかなかった
だか、違う
今は違う
「俺には、お前を守るための力がある」
願ったのは
簡単な事
祈ったのは
普通の事
なのに、すれ違い
なのに、歪み
想像とは違う現在
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