二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: そこに空があるから [inzm] ( No.54 )
- 日時: 2013/02/11 16:36
- 名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)
9話「インランスの“王代理”と“王”」
「円堂〜、いい加減帰ってこないから王代理が怒ってたよぉ」
舞衣香が円堂に言う
「え…」
円堂の顔が歪む
「舞衣香ちゃん…円堂君、大丈夫です。王代理は怒ってませんよ」
菜乃香がすぐに修正する
「城が見えてきたよ」
秋が言う
城の門番に秋が
「只今、円堂守、木野秋帰還しました。門を開けてください」
そう言うと門番は
「あ!円堂様、秋様!!お帰りなさいませ。今、開けます」
「もう、『様』は止めてよ」
「ああ!」
円堂と秋が言う
「神田舞衣香、菜乃香。帰ってきたよぉ」
舞衣香も門番に言う
「舞衣香様、菜乃香様。王代理がお待ちです」
王の間
「王代理、神田姉妹と円堂様、秋様がお越しです」
「わかりました。通してください」
「王代理〜、円堂達を連れてきたよ♪」
舞衣香が呑気に言う
「王代理、只今戻りました」
円堂がそう言い頭を下げると
王代理は慌てて
「や、止めてください!!円堂さん!」
「そうよ。止めなって円堂。だって、此奴はあくまで“王代理”本当の王は
----------------------------------------“円堂”アンタなんだから」
「否、でもよぉ」
円堂が言う
「いつもゴメンね。“立向居”君。インランスの事、任せってきりで」
秋が申し訳なさそうに言う
「いえ!俺なんて…2人がこの大陸のために頑張ってくるは知ってますから」
王代理“立向居”は言う
「で、王代理…立向居。話を変えさせてもらうわ」
舞衣香が真剣な顔になって言う
立向居も黙る
「森に不審者が出た。おそらく敵」
「捕まえたのだけど、何者かが助け舟を出したせいで逃がしてしまいました」
菜乃香が続く
「助け舟を出したのは声からして女だ」
円堂も続く
「そうですか。分かりました…って、円堂さんがいるんですから、俺じゃないくても!!」
「ん?俺はまた、セントラルとか行くし」
「…円堂さぁん!」
立向居の叫びは城中に響く
菜乃香が秋に
「秋ちゃん、“やすらぎの巫女”の場所に行く?」
「えぇ。此処に帰ってきたら、行くって決めてるもの」