二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: そこに空があるから [inzm] ( No.94 )
日時: 2011/11/28 21:46
名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)

 15話「ウィンフールの次期王」

風が吹く場所

国全体が見渡せる場所に黒髪の少女が1人
「あ、もう着いたんだぁ。お帰り」
少女は振り返り微笑む
「えぇ。貴女はこんなところにいていいの?澪」
水色の髪の少女は黒髪の少女、澪に尋ねる
「いいのー。で、要件は何?そら」



「ふーん。そう…北に生息しない魔物…かぁ。取りあえず、面倒そうだし、私は逃げrっ!」
澪がその場から立ち去ろうとすると
「そうは行かないから!」
いち早くそらが澪の手を取り捕まえる
「…仕方がないなぁ」
澪は嫌そうな顔をした後に笑顔になりそう言う

「じゃ、伝える事は伝えたから、私は…冬花の処にでも行ってくるわ」
そらはそう告げるとその場を離れようとする
「あ、冬花。今…城だよ」
澪が言う
「え?何で…」
「だって城つまんないから。冬花に来てもらってる。でもってそらに会いに行くこと言ってないから」
澪が普通に答える
「…それって…まずいんじゃあ」
「きっと今頃大変かもね」
それを聞くとそらは澪の手を取り走り出す

「そらぁ、速い〜」




「ハァ、ハァ…ほ、星宮そら。帰還しました。扉を開けてください」
そらが息を切らしながら言うのだった


「あ!澪ちゃん!!!何処に行ってたのっ?!」
城に入ると冬花にあった
「怒らないで」
澪は子供の様に言った


「はぁー…もう少ししっかりしなさいよ。貴女は仮にも此処、ウィンフールの次期王なんだから」
そらが言うと
「姫って言って!女の子だから!!」
それを聞きそらはまた大きなため息


「そらちゃん、今回はどうしたんですか?」
あまり帰らないそらが帰ってきたことに冬花が疑問を言う
「あ…まぁ、それは後から澪に聞いて」


「じゃあ、そらちゃん帰ってきた事ですし。“始まりの巫女”へ行きますか?」
「「行く!」」