二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブンGO 天使は白銀の世界でナニを願うのか ( No.10 )
日時: 2011/11/19 18:13
名前: 真由 (ID: NGqJzUpF)

2 サッカー部にて



「おはよう」

朝練にきていたのは雪村豹牙。
・・・そして、雪村の背後に隠れている羽入真白。

「みんなは・・・こないのかい?」

「はい。真剣にサッカーをプレイするのは、俺くらいですよ。さあ、練習しましょう!」

悪びれる様子もなく雪村は言い放つ。

「雪村、言い過ぎだ。朝練に来る来ないはともかく、サッカー部に入ったからには、サッカーが好きなんだよ」

僕の言葉に鼻を鳴らすと、日課のリフティングを始める。現在の目標は500回だそうだ。
羽入はじろじろと雪村を見ている。

「君もボールをとっておいで」

声をかけたものの反応しない。
代わりに、リフティングを休めず雪村がいった。

「吹雪先輩・・・羽入は・・・マネージャー・・・ですよっ!! 報告書・・・読みませんでしたかっ!!」

こくっと頷く羽入。

「あー・・・。ごめんごめん。見落としちゃってたかな? じゃあ、君は、練習メニューとかについて教えてくれるかい」

手招きすると、緊張しているのか顔をひきつらせている。
リフティングを終えた雪村が背中を叩いて押し出した。

「いってこい羽入。先輩はいい人だから」

雪村に何かを囁き、羽入は僕を見上げた。
「罪」を思い出してしまう漆黒だった。