二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 鋼の錬金術師 貴方を守りたい——12人の巫女と1人の神—— ( No.189 )
日時: 2012/04/01 13:58
名前: 歌音 (ID: F08K/Z64)

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エンヴィ「目つぶしとか…せこい手使いやがって……。」
リン「小さい頃から暗殺の危険にさらされ続けてネ…。反則技も身につけざるおえなかったんだヨ。
   どうだイ? 大人しく掴まってくれないかナ…こっちは不老不死の情報が欲しいだけなんダ。痛いのやだロ?」
エンヴィ「クソがァァ!! 人間風情が見下してんじゃねぇ!!」
リン「人間なめんなよ…ホムンクルス!」
反対側でも凄い戦いが繰り広げられていた。
『ジュウウウウ』
アルト「よしっ! 捕まえた♪」
アルトの作った井戸みたいな穴にグラトニーが入った。
二人はエドに「ボーとしてないで手伝え!」と怒られたので、今必死に手伝っている。
全「うわっ?!」
捕らえたと思ったがグラトニーが飛び出てきた。
グラトニー「あぶないなぁ〜もぉ〜」
エド「テメェ、この!」
グラトニー「お前ら食べちゃダメなの! さっきの糸目が食べたいのに〜」
アル「捕まえたっ!」
後ろから抱きしめて今度こそ! と思ったが、
グラトニー「フンッ!!」
アル「うわっ!」
エド「ぐはっ!」
壁の方に投げられ近くにいたエドもまき沿いを食らい、壁をぶち抜けてしまった。
アルト「二人とも!!」
シレーナ「…とも…。」
慌ててアルトとシレーナも反対側に行く。



リン「おいおい…こっの邪魔は…うおっ?!」
『シュパンッ』
エンヴィ「ウアァァァ!!!」
いきなり襲ってきたエンヴィの右足を切り落とした。
エンヴィは仰向けに倒れ、リンはもう一度誘うとするが、
リン「なっ?!」
ランファンに変身され刺せなくなってしまった。
エンヴィ「(やっぱり人間だな…)今だ、グラトニー!」
グラトニー「グアァアア。」
飲み込む態勢に入るグラトニー。
エド「リンッ!!」
アルト&シレーナ「エド!!!」
レンリ「…エド……リン!」
リンを守ろうとリンに飛びつくエド。
エドを守ろうとエドに飛びつくアルトとシレーナ。
みんなが……二人が心配で…リンに飛びつくレンリ。
(くそっ! 人柱を飲ませるわけにはっ!)と思いがらエドの足を掴むエンヴィ。


アル「兄さん!」
グラトニー「グァァァァ!!!」
『ジュゥゥゥゥゥ…』
アルの声もむなしくグラトニーはすべてを…
エド達を飲み込んでしまった…。
『キギ……ガッシャン…』
抉られた木が大きな音を立てながら倒れる。
アル「ぁ…ぁ…」
ブルース「…まさか…そんなことが……。」
まだこの状況を飲み込めてないブルースとアル。
グラトニー「飲んじゃった…。」
アル「く! 兄さん! シレーナ! みんなぁー!!
   おい! 出せよ!! 兄さんを…シレーナを出せ!!」
グラトニーに乗っかり、グラトニーの腹の中に呼びかけながらアルは言った。
だがグラトニーは、腹を閉じながら現実を言った。
グラトニー「無理…飲んじゃった…。」
アル「ぁ…ぁ…嘘だ…。 嘘だろ? 兄さん…。」
ブルース「アルフォンス……」
シャオメイ「キュウ……。」
アル「うわあああああああああああああ!!!」
大切な人を目の前で失った現実をすぐには受け止められず、アルは悔しみ大きな声で泣き叫んだ。