二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 鋼の錬金術師 貴方を守りたい——12人の巫女と1人の神—— ( No.191 )
- 日時: 2012/04/01 16:35
- 名前: 歌音 (ID: F08K/Z64)
102
エド「しっかし、ここは何処だ…?」
辺りを探索しながらここが何処なのか調べる三人。
急にリンが足を止め、
リン「確かあの時、グラトニーにばっくり飲まれて…。」
アルト「さすがに、お腹の中がこんなに広いわけないでしょ。」
ここはグラトニーの腹の中ではないと思って居るエドとアルトに腹の中である証拠を見せる。
リン「だけど、見ろヨ。」
エド&アルト「っ!」
リン「さっきまで俺達が居たはいよくダ…。それにこっちモ。」
次にリンがタイマツを向けた場所には一台の車が転がっていた。
エド「これは…中尉の車?」
リン「そこいらの火もおそらく大佐のじゃ無いカ?」
ここに来る前グラトニーがロイの焔を飲んでいたのを思い出した二人。
アルトは「やっぱりここは……」という恐怖心にかられた。
エド「ってことはマジでここはグラトニーの腹の中なのか?」
リン「分からン。ろくでもない場所だってことは確かだろうけド……。」
エド「ん? ちょっとそれ貸してくれ!」
暗闇の中からエドが何かを見つけた。
エドはリンからタイマツを借りて、見つけたものへ駆け寄った。
アルト「エド、何を見つけたの?」
エド「二人とも…これ…。」
エドの手にはアルの片手が握られていた。
リン「アルのか?」
エド「手だけってことはアルは飲まれてないんだ…。良かった…。
心配してるだろうな…アルの奴。ココが何処かもわかんねぇーし…。」
アルは無事だがここがどこだか分からない。
悩みに悩んだエドの答えは…
エド「あーーーーー、目覚めよ俺のテレパシーーーーーーエルリックテレパシー—ー!!!」
意味の分からない方向に走ったものだった…。
呆れたリンとアルトは…
リン「勝手にやってロ。」
アルト「…うん、そうだね。」
しれ〜とその場から離れて行った…。
……変なこともあったが気を取り直してまた探索を開始する三人。
エド「いろんな建物や白骨死体が転がっているけど、時代がばらばらだ…。」
リン「そもそも、出口があるのか? ここ。」
エド「知らん。無けりゃ、作る!」
アルト「作るって何処に…?」
エド「…………。」
***
錬金術を使って大きなを作りそこから脱出することにした。
みんなは、忘れていないだろうか?
三人はすっかり忘れてしまっているがここにはあとレンリとシレーナとエンヴィもさまよって居ることを…。
エドが錬金術で大きな穴を作り出した。
エド「よっし、火をくれ。」
リン「おお〜、凄い…。よしどれっ!」
穴の中にタイマツを落として見る。
『コンッ』
・
・
・
・
エド「そこにあたる音がしない……。」
リン「壁だァァァァ壁を探そうォォォォォ!!!」
アルト「そうだァァァ!!」
エド「こんな真っ広い場所でもまっすぐ走り続けてたらいつか端にたどり着く!!
出口だって見つかるはずだァァァァァ!!!!」
もうやけくそじゃぁぁぁぁ的なノリで三人は出口を探すため、壁を探すために全力質素で走り続けた。