二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 鋼の錬金術師 貴方を守りたい——12人の巫女と1人の神—— ( No.39 )
日時: 2011/11/21 11:32
名前: 雪姫 (ID: FQaXdAFn)

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【シレーナの過去】(喧嘩)

シレーナ「あれ……から……3年後……私……が……10歳……に……なった……頃……から……家族……の……絆……が……脆く……も……崩れ……よう……と……して……いた…………

父「なぁ、シレーナにはやっぱり友達を作らせてあげたほうがいい。でも、この村じゃ友達は作れないだろうし、だから村を出よう!」
母「何言ってるの?!友達なんて人必要無いわよ!!人なんて、いつかは裏切るんだら友達なんていらないわ!!あの子は、勉強だけしてればいいのよ!!」
父「どうしたんだ?最近のお前はなんか変だそ?勉強、勉強って・・・昔は村のみんなと、仲良くしたいって言ってたじゃないか?!」
母「そんなの昔の話よ!!人は絶対裏切る・・・貴方だって本当は、もう私を裏切ってるんじゃないの?!」
父「何を言ってる。そんなわけないだろう?」
母「ウソ嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘・・・!!」
父「おい、落ち着け!!」

【過去】(捨てられた)

お……父……さん……と……お……母……さん……は……私……の……こと……で……毎晩……毎晩……ケンカ……して……た……ある……日……お……母……さん……と……デパート……の……屋上……に……ある……遊園地……に……遊び……に……行って……ジュース……を……飲ん……でる……とき……お……母……さん……が…………

母「ねぇ、シレーナ。」
幼いシレーナ「なに?お母さん?」
母「もし、お父さんとお母さんが別々に暮らすことになったら、シレーナはどっちと暮らしたい?」
幼シレーナ「・・・・・・」

私……は……今……の……お……母……さん……は……大……嫌い……だった……から…………

幼シレーナ「・・・お父さん・・・。」
母「・・・そう・・・シレーナもお母さんを裏切るのね・・・。」

それ……から……一週……間後……お……母……さん……は……突然……家……を……出って……行った…………村の……人……たち……の……陰口……は……さら……に……ひどく……なった……けど……私……と……お……父……さん……は……それ……なり……に……楽しく……暮ら……して……いた…………

【過去】(楽しい親子の風景)

……ある……日……お……父……さん……が…………

父「なぁ、シレーナ。旅行に出かけないか?」
幼シレーナ「旅行?行きたい!!あっ、でもお金は??」
父「大丈夫だ、お父さんの親せきのうちに遊びに行くだけだから、その親戚の人が払ってくれるんだよ・・・あっ!」
幼シレーナ「ああ!お父さん今親せきの家に、遊びに行くだけって言った〜。もう、旅行じゃないじゃん、ぷ〜。」
父「ごめんごめん、でも遠くに行くから少しは旅行っぽくなるよ。」
幼シレーナ「本当?」
父「ああ、本当だとも。」
幼シレーナ「分かった。準備してくるね♪」

今……思え……ば……あの……時の……私……は……幼すぎ……たんだと……思う……お……父……さん……に……行き……先……を……聞い……て……いない……し……それに……お……父……さん……は……私……の……荷物……だけ……用意……して……自分……の……荷物……は……用意……して……な……かったのに…………

【過去】(別れ)

……それ……から……何日……か……経って……やっと……シン……国……に……ある……親せき……の……家……に……つい……て…………

幼シレーナ「大きなお家だね、お父さん。」
父「あっ、ああそうだな・・・」
幼シレーナ(なんか、今日のお父さん変だな〜。)
『ガチャ』
親せき「おおよく来たな!」
父「お久しぶりです。」
幼シレーナ「こっこんにちは・・・。」
親せき「おお、大きくなったねぇ〜シレーナちゃん・・・。」
幼シレーナ「はっはい!」
父「・・・・・・よろしくお願いします・・・。」
親せき「ああ、シレーナちゃんのことはワシに任せなさい・・・。」
幼シレーナ「えっ?任せるって?ねぇ、何話してるの?お父さん・・・」
父「さようなら、シレーナ!!」

お……父……さん……は……そう……言って……私……の……もと……から……去って……行った……村の人……たち……や……お……母……さん……みたい……に…………

幼シレーナ「お父さん!!お父さん!!捨てないでよ!!私を一人にしないでよ!!お父さん!!」
親せき「シレーナちゃん、行っちゃだめだ!!」
幼シレーナ「お父さん!!お父さん!!」
父(すまない・・・すまない・・・シレーナ・・・)

私……は……親せき……の……家……に……捨て……られた……信じ……てた……お……母……さん……に……捨て……られ……た……信じ……てた……お……父……さん……に……捨て……られ……た…………心……の……中……に……ぽっかり……と……穴……が……開……いた……よう……だった…………