二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマ 銀色の歌姫〜最終楽章〜 ( No.6 )
- 日時: 2011/11/24 20:20
- 名前: ドロップ ◆8WWubVa7iM (ID: lkF9UhzL)
第二楽章
皆で計画した合宿が、今日始った。
寝る場所などは、円堂達が使っていた合宿所などにするらしい。
「それでは、お願いしますね。」
「はい、夏未お嬢様。」
夏未は、雷門中の教師と話をしている。
きっと合宿の事について話し合っているのだろう。
「まさか、本当にできるとはねぇ」
秋は和奏と話していた。
そのほかにも、冬花と春奈がいる。
「秋が計画してくれたおかげで、合宿を開けるとこになったんだ。
ありがとうな。」
和奏はにっこりと、秋に言う。
そのお礼を、秋は軽く会釈して、「どういたしまして。」といった。
「おい、風丸。」
豪炎寺が、俺に話しかけてきた。
「なんだ?豪炎寺。何か用か?」
「月川にはもう言ったのか?」
何の事だか、わからなかった。
何を言っているのだろう。
「何がだ?豪炎寺。」
「…鈍感。」
豪炎寺は微笑みながら、何処かへ行ってしまった。
「…鈍感って、何がだ?」
俺は階段を下って食堂へ向かうと、皆が集まっていた。
「風丸、遅いぞ。」
「あぁ、悪い。」
和奏は俺に向かって文句を言いだした。
「お前が来ないおかげで私たちは飯を食べれなかったんだ。
という事でお礼としてなんか買って。」
「お前の事だから宮沢賢治童話集セット初版でほしいとかだろ。
絶対いやだね。」
言い返したら、和奏は「ケチ」といって頬を膨らませた。
「さぁみなさん、ご飯盛りますよ〜?」
春奈は元気よく声をかけた。
今日のご飯は月見そばだった。
「そういえば、最近寒くなったなぁ」
「もう、暦では冬になるからね。
もうそろそろ雪でも降るんじゃないか?」
和奏はそばをすすりながら返事をした。
「いやいや、東京ではあんまり降らないだろ。」
「そうだなぁ…北海道だったら、もう積ってるんだろうなぁ」
和奏と話し合っていると、
いきなり誰かが頭をたたいた。
「口にものを入れてる間はしゃべっちゃダメ!」
どうやら、木野が叩いたようだ。
やっぱり木野は、お母さんのようだと改めて感じた。
一日目は、これで終わった。
二日目も、こんな風に楽しくなれると思っていた。
けれど、それは俺の勘違いだったようだ。
「奴は堕天使ルシファーだ。」
ファントムが、叫ぶ。