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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマ 銀色の歌姫〜最終楽章〜 ( No.79 )
- 日時: 2012/01/11 17:53
- 名前: ドロップ ◆8WWubVa7iM (ID: jHyiIImd)
第八楽章
俺たちは、一日中ずっと和奏がいそうな場所を探してみたが
結局、場所が多すぎて日が暮れてしまい、
また明日に回ってしまった。
俺たちは、白恋中の学校に泊まって寝ていた。
「俺は、なんでこんなことをしてんだろうな。」
和奏からへの罪悪感?
それとも———
「それとも、
自分を助けるためにやっているただのエゴ?」
もう嫌だ。
消えてしまいたい、
こんなただのエゴをさらすなんて、恥ずかしい。
「…もう、何も考えたくない。」
そうして、俺は夜を越した。
『朝か。』
何処かのバケモノはつぶやく。
『眩しい、私には眩し過ぎるんだ。』
そして、、バケモノはカーテンを閉めて日差しを防いだ。
『私達には、暗闇が一番だ。』
寝ているバケモノたちを見つめ、
ファントムは微笑む。
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