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急に名前を呼ばれ、ハッとする。





「もしかして…るーちゃん!?」

「魄夢、知り合いアルか?」

「知り合いも何も、知ってる人だぜ!!」

「いや意味わかんないアル」





それにしても、るーちゃんとは…!!
あ、るーちゃんと言うのは瑠璃羅のあだ名だぜ。
すんごい美人さんで仲良しなんだあ、





「久しぶりね魄夢、元気にしてた?」

「うん元気!!超元気!!」

「そう、」





るーちゃんはそう微笑むと、神楽ちゃんを見た。





「魄夢の友達?」

「私神楽いうネ!!よろしくアルヨ!!」





神楽ちゃんは、るーちゃんに微笑んだ。
あー…なんか和むなあ…この会話。





「にしても、何でるーちゃん団子屋に…」

「暇だったから」

「でもお金持ってないんじゃないの?」

「あ…実は私、人間に引き取られたの」





…え。





「その人、お金持ちでね…。何でも買ってくれるんだけど…いらない物ばっかで」

「ふーん…」





お金持ち…かあ、
万事屋と大違いだな。





「じゃあ私はこれで」

「うん、わかった」

「ばいばいヨ〜」





るーちゃんを見送ると、私と神楽ちゃんは万事屋に戻っていった。