二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

—————カゲロウデイズ⑤ ( No.89 )
日時: 2012/01/13 23:04
名前: いも ◆6CCi16g9Bo (ID: qrbmE5ew)
参照: 明日からパソ禁ww

(今までで一番グロイと思います!!)

何度世界が眩んでも、昔の俺が全部奪い去っていく。

どんなに違う道を選んでも真琴姉ちゃんが死なない道がない。

何処へ進んでも『真琴姉ちゃんの死』っていう行き止まりしかない。

じゃあ、もし。

真琴姉ちゃんが死ぬという行き止まりの寸前で俺が死んだら、また新しい道ができるんじゃないか。

俺が死ねば。

真琴姉ちゃんは生きられるんじゃないか。


繰り返した夏の日の向こう—————


赤信号になる直前、バッと押しのけ道路に飛び込んだ。

その瞬間トラックにぶち当たった。

嗚呼、死ぬのってこんな感触なんだな。

血しぶきの色が真琴姉ちゃんの綺麗な瞳と軋む俺の体に乱反射して、

文句ありげな陽炎———いや、小さい頃の俺に

「ざまぁみろよ」

って笑ってみた。

「・・・っ」

対向車線にいる小さい俺の涙腺から水が零れ落ちたように見えた。


行き止まりになる直前にルートを変えたら、別の行き止まりが待っていた。

『俺の死』という行き止まりが—————

でも、真琴姉ちゃんが生きていればそれでいい。

サヨナラ、実によくある夏の日。



(真琴視点)

8月14日

斉「んっ・・・」

また同じ結末だった。

斉「“また”ダメだったよ」

私は優しく猫を撫でた。

斉「今度こそ、守るからね—————


                 —————マサキ」


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狩屋編終了!!
二人から来てるので、このあとに真琴編も作ります!!
にしても駄文でしたねーww