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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 薄桜鬼 ———刹那の契り ※イラスト描きます ( No.203 )
- 日時: 2012/03/08 21:39
- 名前: 亜鶴 (ID: PxM9hGKP)
第十二幕 彼方なりの励まし?
用意された部屋に琴音はいた。
■お前の処分はまだ決まっていない。決まるまでは部屋に居ろ…
とさっき土方に言われた言葉を頭の中で繰り返す。
「私は…どうなるのかなぁ」
「家に帰りたいよ。」と一人ごとを言いまくる。
ついには「殺されちゃうのかな?」まで言いまくる。
もう父の隠し事にがっかりして、頭がおかしくなった。
「殺されはしないと思うよ?」と部屋の外から声がする。
「…沖田さんっ?」声の主の名を呼ぶ。
(更新再開)
返事はなかった。フっと微笑、
「……ありがとうございます、沖田さん。」と素直な気持ちを伝える。
“殺されはしないと思うよ?”
彼なりに励ましてくれたのかもしれない。自分の思い込みかもしれないけど、それでもお礼は言う。
「……私、皆さんに証明できるように色々と頑張ってみます!!」障子の向こうに言いかける。すると、障子に映る彼の影が頷いた。
そして、気配が消えた。
「そうか、父様に会いに行けばいいんだ。」いい案が浮かび、さっそく土方の所に向かうことにした。
続く…
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