PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ぬらりひょんの孫〜月下美人〜 ( No.208 )
- 日時: 2012/06/16 21:17
- 名前: このみ (ID: 3/dSGefI)
- 参照: http://yaplog.jp/momizi89/
続き
平和だった。
とてもとても、平和だった。
平和ボケしそうなほど、平和だった。
はず、だった。
「輝夜……月夜……」
それは、突然やって来た。
輝夜が、病に侵されたのだ。
病は思っていたよりも重く、特殊なものだった。
加えて月夜も同じ病に侵された。
輝夜よりは軽いが、それでもやはり重かった。
二人は日に日にやつれていき、今では布団から出ることも出来なくなった。
美しかった顔は、青ざめていて、見るのも辛かった。
「どうにかして治せんのか!?」
「無理だ。これはきっと、月の者だけが侵される病だ。こっちの世界じゃ治せない。
治す方法は……月に帰る事、だな。それでも治る保証はない。
それに、もし向こうの世界で治ったとしても、こっちに戻ってきたらまた同じ病にかかるだろうよ」
「っ…………クソッ!!」
「これは、お前ら家族の問題だ。ちゃんと話し合って決めるんだぞ。月に帰るかどうか」
「……………あぁ」
ぬらりひょんは二人が寝ている部屋に入る。
二人は顔を少しだけずらして、視界にぬらりひょんを入れる。
そのぎこちない動作に胸が痛くなる。
「ぬ、らり、ひょん様……?」
「お父、様……」
本当はこんな事を聞きたくない。
二人には、ずっと隣にいてほしい。
一緒に、いたい。
だけど。
「二人共…………月に、帰るか?」
あとがき
久しぶりに登場!このみです。
短くてごめんなさい。更新遅くてごめんなさい。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
ほんと申し訳ないです。(そう思うなら更新しろ)
これからは頑張ります!!応援よろしくお願いします!!
PR