二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ぬらりひょんの孫〜愛してくれたから〜   コメント募集中!! ( No.88 )
日時: 2012/01/12 22:04
名前: このみ (ID: 1kkgi9CM)

第十三幕   名前




『あ、ああ、冗談ですね!妾を騙そうと…』
「してませんよ」

思いっきり叫んだ後、輝夜は何故か妖怪の姿で医者に問い質していた。

『ど、どういう事ですか!おめでたって…こ、こここ子供〜〜!?』
「あの…胸倉を掴まないで下さい…。私も体弱いんで…」
『ふぇいっ!?あ!すみませんっ!動揺していて…』
「見ればわかりますよ」

その時、輝夜のただならぬ叫び声にやってきたぬらりひょんが、スパーンと襖を開けた。

「輝夜!?どうかしたのか!?襲われたのか!?」
『ちちち違いますっ!そんな事よりもっとすごい事実が…!』
「もっとすごい…?」

輝夜は胸倉を掴むのをやめて、ぬらりひょんに向かって突進した。
ぬらりひょんは突進してきた輝夜を難無く受け止めると、肩を掴んだ。

「もっとすごい事されたのか。後なんで妖怪化しとるんじゃ」
『あっあれ!?あ、いや、そんな事より…おおお、おめでた…っていきなり…!!』
「何言っとるかわからんぞ。落ち着け。病気だったのか?」
『あ、あの、驚かないでくださいね…?」

輝夜は睨むようにぬらりひょんの目を見る。

「ああ」
『い、いきますよっ!?』
「ああ」
『本当に…驚きませんよね…?』
「ああ」
『お、おめでたですっ!』
「は…?」

…………………………。

「はぁあああっっっ!?」

こちらもまた、輝夜に劣らない叫び声だったそうな。





「おおおおめでた〜〜〜!?」
『や、やっぱり驚きますよね…』

そう言った時、ぬらりひょんは輝夜をギューッと抱きしめた。

『…?苦しいですよ…。どうかしましたか?』
「いや、嬉しくて…」
『ふふっ。妾もですよ!』

医者がいることも忘れ、ハートを撒き散らす二人に、溜息を吐いた。

「名前はどうする!?」
『名前…ですか?男か女か分かりませんよ?』
「どっちも考える!」
『じゃあ、男の人の名前はよくわからないので、女の子の方を考えてもいいですか?』
「おうっ!任せた!そして任せろ!」

気が早い二人は、紙にどんどん思いつく名前を書いていった。
どんな名前になったかは、皆には産まれたら伝えようと二人で決めた。
その為、二人以外は誰も知らない。


☆あとがき☆

久しぶりの更新です。
浮かれてますね〜。すっごい浮かれてますね〜。
名前決めるの早いでしょ!
次、子供産まれま〜す。前にも書いたけど女の子です!
跡取りが女の子!?って皆が騒ぐんだろうなぁ〜。
がんばろう…