二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.146 )
- 日時: 2012/03/03 20:17
- 名前: 有栖 (ID: lL8RIxSj)
街へ出て、しばらくラビの後をついていってると、コムリンにのっている室長を見つけた。
コムリンの前には、ラッセルさんとリナ姉がいる。
『にわかにアクマの気配を感じる』
でも周りには、それらしき人はいないよ。それに、騒ぎにもなってないし。
『そうだな』
うん。
コムリンがリナ姉たちの真後ろにきたとき、アレン君とラビは、イノセンスを発動し、コムリンを路地の隙間へ押した。
そのため、その隙間から砂埃がたつ。
不思議に思って、リナ姉達は後ろを振り向いた。怪しまれても仕方がないのでなんとかごまかしに行く。
「あれ?ルキアちゃん。どうしたの?」
「あ、えっと、ちょっとある人を追いかけてて…」
「見つかるといいね」
「あ、はい!」
もう、みつかってるけどね。
「じゃあ、ごゆっくり」
笑顔でリナ姉達を見送った。砂埃のことは何も話してなかったけどなんとかなったらしい。
とりあえず、ラビ達の所へ戻った。
すると室長さんの声が聞こえた。コムリンは壊されている。
「アレンのタコォォォ!!」
そういいながら、どこからか銃を取り出した。本当にどこからでてくるんだろ。
この前もドリルをへんな所からだしてたけど…
室長さんは、銃をアレン君に向けて撃った。
数秒後、アレン君の顔にはタコがいた。
「アハハ!本当にタコさぁ!」
アレン君は、タコをはずそうと引っ張っているがなかなかとれない。
「フフフフフ、ラッセルのタコを抹殺する!」
そう言った瞬間、室長さんの周りに化学班の皆様がおさえる。
『シスコンもここまでくるときもいなって奴だ』
そうだね。私にとって恐怖の対象でしかないけど。ころころ性格かわるし。何考えてるのかわかんない
「アレン君、大丈夫?」
「大丈夫じゃないですよ!」
ですよね。
『別に手伝ってやらなくもないが。』
うん、手伝ってあげた方がいいかも
イノセンス、発動
「ケルシー。片方だけでいいから、出してくれないか。」
「(はい)」
俺は、剣を片方だけもらいアレンについているタコに剣先を向ける。
「な、なにするつもりですか!?」
「安心しろ、一瞬で終わりにする。」
それから、アレンのタコの顔の部分に切り込みをいれ、タコを切った。
だが、下にピンク色の小さいタコが今度はくっついている。
「こっちはこっちでおもしろいことになってるさぁ」
「これ以上は無理だ。」
「えぇ」
アレンは、今度はその小さいタコをはずそうとするが、小さい、というのもあってなかなかはずれない。
その後、なんとかコムイを落ちつかせ、リナリー達の後を追う事になった。
逆に追わない方がいいと思うけど。でもそうしたら何しだすのかわからないのか。
『だろうね。』
仕方ない。わずかに感じるアクマの気配も気になるし、しばらく付き合うか。