二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.171 )
日時: 2012/03/09 22:54
名前: 有栖 (ID: sYIc8iZ8)

第11話 古城の吸血鬼

しばらく列車にのられて着いた場所は人気がなさそうな街並み。
今回は、アレン君と一緒に任務です。
室長さんがいうには、どうやらアレン君の師匠、クロス元帥がこの街を通ったという話で、
もし出会ったら連れ戻して欲しい、とのこと。
村の門をくぐりぬけると、下を向いた誰かが突っ立っていた。
なんでこんなところに?
「あ、あの〜!」
アレン君が、そういうとそのおじさんは上を向いた。
「珍しいですな。この村に誰かがくるなんて。」
「アレン・ウォーカーです」
「ルキアです。」
「むむ、あんたら、その紋章・・・」
そういって、団服についている紋章をじっとみつめどこかへ走って行った。
数秒すると今度は大量の人達をつれて戻って来る。
『一体どうしたってんだって奴だ』
さぁ?なんか、くわとかほうきとか武器になりそうでならないものをもってる人達もいるけど。
その大量の人達は私達をかこむ。
何が何だかわからないうちに私とアレン君は、捕まってしまった。
普通の人間みたいだし、何かあったらすぐに逃げられるもんね、とりあえず事情を聞くために大人しく捕まっとくか。


大人しくしてると、イスに無理矢理座らされ、ロープで縛られました。
このくらい自分でほどけるけどね。
すると、主犯だと思われるおじさんは、話し始める。
私は、それを聞きながらロープをほどいていく。

話をしばらく聞いていると、どうやら街外れの古城に吸血鬼が住んでいて、
その吸血鬼が毎晩人々の血を吸いつくして行っている、という事らしい。
簡単にいってしまうと。
その吸血鬼を退治して欲しい、とのこと。
それが話し終わってから、アレン君はもうロープをほどき終わっていたみたいですっと立ち上がり、バックの所までいく。
そこから、なんともいえない絵が描かれた紙をとりだしおじさんに見せる。
すると、もっと悪化してしまい結局吸血鬼退治をすることになってしまう。
その時には、もうすでにロープは解いていてアレン君が描いたものであろう絵を見ていた。
アレン君の絵だと、どうしようもないけど、クロス元帥ってこんな人なんだ。
少し分かった気がする。


数時間後、私達は部屋へ連れられる。
他に部屋はないらしくアレン君と同室。
『気を付けろ、アクマの気配がする。しかも大量に』
分かった。気を付けとく。
アレン君は、そのままベットに横になりため息一つはいた。
「結局押し切られてしまった。どうして、師匠探すのに吸血鬼退治をしなきゃいけないんだ。」
「もしかしたら、仕組まれていたのかもしれませんよ」
「ありえるかも。僕にこんなことさせて絶対どこかで喜んでるんだ。絶対そうだ。」
あぁ、アレン君が暗くなっていく。そんなに嫌いなんだ。
「と、とりあえずもう寝ようか。」
「そうですね」
「うん、おやすみ」
「あ、おやすみ、ルキア」
あ。
懐かしいな。このやりとり
『ルキア、一応立場チェンジだって奴だ』
わかった。

イノセンス発動。

それから、私は眠りに落ちた。
後の事全てをルギアに任せることにした。