二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.19 )
- 日時: 2011/12/11 21:31
- 名前: 有栖 (ID: WKDPqBFA)
ライが言う話によると悪魔達は、この街の森の奥深くにある幽霊屋敷っぽい所へ集まって来てるらしい。
だが、ライにもいまだなぜこの街に攻撃してないのか不明らしいのだ。
その変わりにどんどん悪魔は集まって来ている。
レベル2以上の悪魔が何か指示をだしているのだろう。
そうでないと、悪魔は、容赦なく人を殺す。一体何の為に集まって来ているのだろうか?
アレンは、今夜その幽霊屋敷へ向かう事にした。
なぜ夜なのか、というと簡単な話。
まずは、その幽霊屋敷の場所を特定するために昼は情報収集しなくてはいけないからだった。
でもまずは、腹ごしらえだ。アレンは近くにあるメニューを手に取った。
すると、近くで「おぉ!」と感激にあふれた声がした。
「すごいな、譲ちゃん。今までの記録更新だよ。これで、今回の食事代はタダだよ。」
店の店長らしき人が、白髪の少女にそう言ったのがアレンの耳に入ったのだ。
で、その白髪の少女というと予想していた通りのルキアだった。
本人は、気付いていないが一応寄生型のイノセンスを持つルキアなので食べる量は、アレンとあまり変わらないようだ。
テーブルの上の皿の量を見て分かった。
たぶん、この店では何かのキャンペーンをやっていたのだろう。
ルキアが最後に食べていた大もりの料理を何分以内で食べられれば食事代はタダになるという。
ついでにいってしまうと、その大もりの料理とは1人分の料理の5倍くらいの量だ。
それを、ルキアは約3分くらいで食べてしまったのだから、まわりのギャラリーも驚くだろう。
「それにしても、そんな小柄な体つきなのに一体どこに食べ物が入っていくんだい?」
店長が不思議に問う。しかし、ルキアにも分からなかったらしい。適当に返事を返していた。
「ははは・・。よくいわれます。」
それを見ていたアレンはナゼか変な対抗心を燃やしていた。
「あの!すみません、僕もその少女と同じものくれますか?」
「え?ちょっと、アレンさん…。」
ライが少し抵抗する素振りをみせたがアレンは気にしていない様子だ。
「おっ!そこの青年も挑戦するのかい?いいよ。どんどん食べなっ!」
店長は、すぐに料理を作り始めた。
ルキアは、アレンに興味をもったらしくアレンの近くへよった。
「こんにちは、隣、いいですか?」
「あ、ハイ。いいですよ。」
アレンは、微笑み席を譲った。
ライは、1つため息をついてもうどうにでもなれといった感じの顔をしていた。
「アレンさん。僕は先に情報を集めてますね。」
ライは、そうアレンにつげ、店を出て行った。
ルキアは、ライが去った後にアレンに話しかける。
「結構食べるんですか?」
「え?僕は、結構食べてるとは思わないんですけど、周りにはよくいわれます。」
「あはは、その気持ち分かります。私もよく言われるんですよ(笑)」
その2人は結構、気があったらしく話は進んだ。
数分して、ルキアと同じ料理が出てきたのでアレンもがっつりと食べていった。
その後に分かったのだがアレンの記録は、約2分30秒だったという…。