二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.242 )
日時: 2012/04/14 19:40
名前: 有栖 (ID: XMwZjPaQ)

いろいろあってやっとリバプールに到着。
結構奇麗な街だった。
「うわぁ、奇麗になってる!! 3年前は、こんなに奇麗じゃなかったよね、ティムキャンピィー!」
アレン君は、かなり興奮している。
「嬉しそうね、アレン君!」
「えぇ、そんなにここで過ごしてないのに、懐かしいのはなんでだろう?」
「きっといい思い出がたくさんあったのよ。」
懐かしい、かぁ。
私に懐かしい所ってないなぁ。たいしていい思い出というものもない。
いうとなれば、あの人に会ったことくらいかな。
「よぉお客さん。旅の人だね?だいぶ靴がくたびれてるみたいだね。どうだい、思い切って靴を変えてみるというのは」
歩いているとどうやら靴屋の前で誰かに呼ばれたらしい。
看板には、「Richard’s Shop」と書いてある。
「…リチャード?」
「あぁ、俺はリチャード。自分でいうのもなんだが、この街一番の靴職人だぜ?」
「まだはけますし、結構です」
そういって、その場を去った。
しばらくアレン君の後をついていくと、奥に葬式の列が見えて来た。
「お葬式の列だわ。かわいそうに・・・」
『アクマの気配がする。気をつけろ』
うん。
「危ない!! 皆、逃げて!」
アレン君がそう叫ぶとアクマは、大量に出現する。
『結構な量が待機してたみたいだな。』
イノセンス、発動

まだ、一般人が逃げ切れてる様子はない。
はやく片づけないと。
「ケルシー」
双剣をすぐに受け取りアクマを壊していく。


リナリーやアレンもいたわけではやく片付いた。

「いきなりの登場か。」


しばらくして、アレン君のいうマザーという方の家についた。
門をあけると、ごっつい男の人が立っているのを見かける。
「バーバ!」
「おぉ! アレン! 久しぶり久しぶり! 3年ぶりかぁ?」
「ば、バーバ? 落ちついて」
それを聞かないうちに、バーバと呼んだ人は、アレン君に突撃する。
アレン君は、その反動で草はらにとんで行ってしまう。
すぐに、バーバは、アレン君の後を追いかけ、たたせる。
「大丈夫ですか?」
「あぁ、うん、大丈夫。」
「あ、アレン! その人は!?」
「すみません、自己紹介が遅れましたね。わたしは・・・」
「マザーーーー!!たたた、大変だぁ!! アレンが嫁さん連れて帰ってきた!」
そう叫んですぐに、家の中に走っていく。
「「えっ?」」
「とんだ勘違いね」
嫁なんかじゃないんだけどなぁ・・・。


「あ、ありがとうございます」
一通り紹介が終わり、夕飯を頂いている。
どうやら、マザーは、教団のサポーターらしい。
「・・・アクマが増えてきているのは知っている。何かが起こっているのは確かだね。この街の中で・・・うん?」
眉をひそめ、窓の外をじっとみつめる。
すると、違う部屋へ移ってくれ、といわれたので違う部屋へ移った。
こんな時間にお客さんだろうか…。
入ってきたのは、茶髪のショートヘアーの子だった。
話を聞く限り、看護士の仕事をしているらしい。
そこで大切な人が重い病気で、いつ死ぬのか分からない状況でどうすればいいのか相談にしにきた。
という所かな。

「僕がいたころもマザーは街の人の相談にのっていたけど今も同じなんだね」
「あの子、街の病院のナースなんだ。そこに、レに—っていう人入院してるんだけど、不死の病らしくて」

「私、レニーと離れたくない!! 彼がいない人生なんて何も意味がないわ…彼が死んだら、私も・・・」
「おかしなこと考えるんじゃないよ!!あんたの力でレニーに、一日でも長く素晴らしい人生の時間を与えてあげるんだよ!」
そのまま女の人は、泣き続ける。
少し落ちついてきた頃に、バーバが、送ることになった。

「最近は、毎晩のようにたずねてくるんだよ。きっと1人じゃたえられないんだね。あの子の力になってあげてよ」
「「はい」」