二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.245 )
- 日時: 2012/04/14 20:21
- 名前: 有栖 (ID: XMwZjPaQ)
第16話 魂をうる者
「いってらっしゃ〜い、俺が育てたその花、ちゃんと渡すんだぞぉ!」
日にちは変わり今日は、レニーさんの所まで花を届けにいく事になった。
しかし、私はアクマの事を調べる為に途中から別行動になる。
昨日あれだけ出て来たのだから、今日もどこかで出現してもおかしくない状況なのだ。
と、言う事でまたリチャードさんの店の前を通りかかることになった。
ちょっと大胆な所をみてしまった。。。
「お? 昨日の旅の人か。どうだい? 気分が変わって靴を買いにきたのかい?」
「い、いえ」
「どうやら魅せつけちまったようだな。あれは俺の女房だ。どうだ?可愛いだろう」
「え、えぇ、素敵ですね」
「…はやくいこう、アレン君!」
リナ姉がアレン君の腕を引っ張りどんどん先へいく。
一体どうしちゃったんだろう?
「サラに会いたければ病院にいって看病してもらうんだな」
「「病院!?」」
「それじゃ、私はここらへんでいろいろさぐってみますね」
「あ、はい。気を付けて」
アレン君がそういうと、リナ姉と一緒に病院まで進んでいく。
そんで、まずは何しようか。一般人にアクマの情報聞きいれても分からないし。
奇怪現象という訳でもないから難しいんだよなぁ
『アクマが増えてきている原因…か。』
なにか心あたりでもあるの?
『いや、なんでもない。ただ、マザーの話だとここ3年間で増えだしたという話だろ だったら、ここ3年間で変わったことを聞きだせばいいっていう奴だ』
あぁ、そっか。その方が効率がいいね。
最初にリチャードさんに聞いてみようかな。
「あの、すみません」
「なんだい?」
「つい最近で変わったことってありますか?」
「そうだな。特に変わった様子はないが。いうとなれば最近サラの仕事が増えたことだな」
「ありがとうございます」
サラさんの仕事は確か看護士だよね。病院にいるんだから。
ということは、あのでかい病院かな。
アレン君は、3年前にあの病院は建ってなかったっていってたし。
でも、3年前に、アレン君がここを出た後に建てられたとしてもおおきくなりすぎじゃないかな?
もし、無理矢理おおきくしたならば3年続けていけるかどうかも分かんないし。
普通ならそんな無理なことはしない。と、いうことはあの病院に何か秘密がありそう。
まぁでも病院を調べるのは後回しでいいかな。今、アレン君達が病院向かってるし。
それからしばらくここ3年間で変わったことを聞いて回ってみた。
聞いて分かったことは、ここ3年間で病院が一気におおきくなった事。
院長が、あまりお金を取らないこと。
後はあまり関係なさそうな事だらけ。やっぱり病院に何かあるな。
『あれ、アレンじゃないのか』
ん。あ、本当だ。じゃあ一通り終わって戻ってきたのかな?
「アレン君! リナ姉」
「ルキア! 何か情報はつかめました?」
「ん? 特にないかな。あるとしたら病院が一番怪しい所ですね」
「それじゃあ、明日病院を調べてみましょ。」
リナ姉の方をみてみると、少し涙目になっている。何かあったのかな?病院で。
ふと、馬車の音がしたので、リナ姉達から目をそらすと、そこには、暴れだした馬が走っていた。
誰も乗っていない。
「アレン君! リナ姉! 危ない!」
そういってとっさに、2人を横にやったのでリナ姉の上にアレン君、その上に私がのっている状態になってしまった。
なのですぐにその場からどく。
「あ、ごめんなさい。とっさだったので…」
「僕は大丈夫ですよ。ルキアが、行動してなければひかれる所でしたし」
「私も大丈夫よ」
少しほっとした。
「リチャード、危ない!!」
そう聞こえて、リチャードさんの方を向いた時にはもう遅い。
馬は、真っ直ぐリチャードさんに突っ込んでいく。
「うわぁぁぁああああ!」
すぐに、リチャードさんの元へ向かう。
「リチャードさん!!!」