二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.260 )
日時: 2012/04/22 15:15
名前: 有栖 (ID: a8bifGsH)

「店のもんに手ぇだすんじゃねぇ!」
「悪いことするのが海賊なんだよ」
それからずっと言い争いをして、隙をみたリーダーっぽい人が店主の足を踏む。
それから店のものに手をだしたが、結局とれずに逃げていく。
「ったく、毎日毎日」
「あの、あの子達は?」
「息子だよ。一番生意気いってた奴がそうだ。親にさからうために海賊なんて作って。反抗期って奴だな」
反抗期…。反抗期とはちょっと違うんじゃないかな?
その後アレン君は、裏庭へいってトレーニングするみたいなので私は、
せっかくなのでここらへんの店をまわることにした。
他の国とは違い、ここはここなりのデザインが売っている。
数時間、時がすぎアレン君の分の飲み物買ってから裏庭に向かっていく。
そこで、アレン君以外の話声が聞こえる。
「アレン君?」
そこには、さっきの海賊団もどきの人達のリーダーがティムを捕まえている光景が見えた。
アレン君は、顔が困っている。
「何してるんですか?」
「え、あ、いや、ティムをとられちゃって…それでなかなか返してもらえないんですよ」
「いっただろ! 入団テストを受ければ返してやるって!!」
「忙しいから遊びに付き合ってる暇はないんだ」
そういってアレン君は、海賊団もどきの後ろへまわる。
首にスカーフをまいた男の子が、走り出す。
それをスタートに、他のみんなも位置につく。
リーダーは、そのスカーフの子にティムをパス。その子は、走り出した。
アレン君は、それをすぐに追いかける。
負けだと認めたスカーフの子は、次に大きめの男の子。その子は早食い。
しかし、それもアレン君の勝利。
それから、計算、にらめっことテストは続いたが、アレン君が連勝。
場所は移動し、海につく。今度は、泳ぎの勝負らしい。
「おい!」
「わ、私?」
「そうだ。審判やってくれるよな」
「あぁ、いいよ」
「はぁ、仕方ない。ここまできたしやるしかないか。」
少年とアレン君は、スタート位置につく。
「いくよ。  ——よーい、スタート!」
一斉に泳ぎだす。今回もやはりアレン君の方が勝っている。
アレン君が、スピードをあげると少年は、急に動きがとまってしまう。
「あれ? あの子大丈夫?」
「「「アーチ!!」」」
アレン君が、岩山にたどりついたが、少年の様子に気づいて戻って来る。
数秒後、すぐに少年をつれて岸へ戻って来た。
「渦潮のアーチが負けちゃうなんて…」
「いや、アーチはわざと溺れたんだよ。僕が助けにくるか試したんだよ。じゃないと君達のリーダーが負けるはずないでしょ?」
「そ、その通りだ!!」
「そうだったんだ!」
「やっぱりな」
アレン君も優しいね。
でも、そんなこというと入団テスト合格になっちゃうんじゃないかな。。
「合格だ。入団を認めてやる」
「えっ! そんなつもりは…」
「やったぁ! 入団バンザイ!」
やっぱり。
「ついでに、そこのお前も入団させてやる!」
「え?」
アーチ、と呼ばれていた少年は、アレン君に耳打ちをする。
内容は、聞こえなかったがアレン君の顔が少しだけ赤くなったのがわかる。
その後思い切り否定してるし。一体、何をいわれたんだろう。
『それより、入団してしまったことはいいのか』
あぁ、そうだった。
はぁ、でも何言っても聞かなそうだし仕方ないか。