二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.308 )
- 日時: 2012/05/27 19:47
- 名前: 有栖 (ID: vDb5uiaj)
その後、あの棺の数々を見てから落ち込んでいた。
「やぁ、君達。」
すると、声が聞こえたのでその方向へ視線をずらす。
そこには、ティエドール元帥が立っている。
「もう、夜が明けるね。」
空を見上げると、太陽が昇って来ているのが見える。
朝日…か。久しぶりにみたなぁ。
最後にみたのは、あの人がどこかへ消え去ってしまって以来。だなぁ。
場所を移動し、階段っぽいところで話を進める。
元帥には、アリスちゃんと神田さん。後は、初めて会うだろうと思う人がいた。
「戦いは、まだ終わっていない。襲われた元帥は4人。最後の1人が残っている。」
「クロス元帥?」
「師匠…」
「そうだ。君達は、クロスの元へいくべきだ。」
「「「…はい」」」
でもクロス元帥、どこにいるんだろう。
「でも、師匠の居場所の手がかりがまったくつかめなくて…」
「なんだ、そんなことか。」
「「え?」」
私とアレン君の声がはもる。
元帥にとっては、「そんなこと」なんだろうか。
それとも何か手掛かりがある、というのだろうか。
「このティムキャンピーは、作った者の居場所を感知する機能があるんだよ。」
ティムにそんな機能があったんだ。
通信機能が使えないわりには結構役に立ってるよね。
映像記録機能とか。けっこうすばしっこいし、壊れてもすぐに再生するし。
こうゆうところは結構器用だったりするんだね。
でもなんでこんな機能つけたんだろ。
こうゆうことを予想していたわけじゃないだろうし。
「いきなさい。ティム」
ティムが、元帥の手から離れるとそこらへんをくるくる回り始める。
数秒後、とまったティムの正面は、東に向いている。
「東に元帥が…」
クロが、私の肩に乗って来る。そこで一声鳴いた。
私に何か話しかけるわけでもなく鳴いた。一体どうしたんだろうか。
『何か感じ取ったんだろうな。猫の敏感さがって奴だ。』
「我々は、負けたわけじゃない。伯爵との戦いは、これからだ。」
「はい」
「はい。」
『ノアも動き出したしな。』
これからが本番か。今まで通りとは、いかないよね。
頑張ろう。