二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.337 )
- 日時: 2012/06/05 19:57
- 名前: 有栖 (ID: vDb5uiaj)
「ベルもやるなぁ。」
「さすがルル=ベル様です! よーし、わたしも頑張るぞ! ルル=ベル様の笑顔の為に!」
こいつも頑張るよなぁ。さっき名前聞いたけどミミだっけ?
かなり忠誠心あるじゃん。
「その作戦さ、僕がやるよ。」
「へ?」
完全にルギアがラビ達のチームにいる時点でミミがLv.2のアクマだってことばれるだろ。
「お前だと、あの白髪に正体ばれるだろう? てかばれるんだよ。」
「で、でも…。」
「気にしなくていい。もし成功したらお前の手柄にしてもいいし。僕が合図をだしたらアクマを呼んでくれ。」
僕は、ある程度の変装をしてラビ達が向かった渓谷へと歩を進める。
しばらく歩いているとあいつらを見つける。ラビとルギア、リナリーだろう。
「あ、あの〜すいませ〜ん。」
どこかの道の迷った旅人のように振る舞う。
「誰さ。」
「あ! 別に僕、怪しい者ではありません。ちょっと道を迷ってしまい…。」
「だから何さぁ。」
「どうせ、この先にある街に用があるんですよね? でしたら一緒にいかせて欲しいのですが。」
ラビは、考える。まぁ、こんなところで迷子っていうのもきつい話だが。
この道真っ直ぐいくと普通に街につくからな。
「お願いします! 僕にできることでしたらなんでもしますし。」
「分かった。この渓谷を抜けるまでだ。」
「あ、ありがとうございます!!」
よっし。大成功。このまま数十メートルの距離の間までに壊すか、無力化しないとな。
ルギアは、さっきから僕を警戒しているように見える。
目立つ目の色もカラコンで隠したし、今は人間の姿。ばれるはずないと思うが。
でも攻撃してこないんだからばれてないんだろう。それか証拠がまだ足りない、か。
ラビに寄り添って歩いているのは、リナリーだろう。
「その女の子、顔色悪いみたいですが大丈夫ですか?」
「お前が気にすることでもねぇよ。」
「そうですか? 僕にも何かできる事なら助けてあげたいですけど…。」
誰を先に壊そうか。先に元気な奴から壊したいよな。
ラビか、ルギアか。そうだな。ここはラビにしよう。じゃないとおもしろくない。
「リナリー、大丈夫か?」
「私は、大丈夫だから…」
そういいながらも前向きに倒れる。まったく強がりな女の子だな。
みんなのことばっか気にして。自分の心配はしないんだもんな。
「…少し、休みませんか? 近くに川もあるみたいですし。」
「そうするさぁ」
「にゃぁ」
おや。懐かしいねぇ。ゴーレムなんて。僕も昔持ってたなぁ。
伯爵は、レロ持ってるし。ティキは、2体もゴーレム持ってるし。
僕も新しいのもうそろそろ作ってもらおうか。
「あ、ケルシー!」
「とても可愛い猫ですね。僕によく懐いているようです。」
「………。」
その間にラビは、リナリーを横に寝かせていた。