二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.402 )
- 日時: 2012/06/16 11:56
- 名前: 有栖 (ID: vDb5uiaj)
第25話 真実と嘘
「ご主人から命令を頂いた。新しいイノセンスの力を探る。」
「分かりました。ルル=ベル様」
ベルがイスから立ち上がると身に着けていた鈴が地面に落ちる。
ミミが拾ってベルにもう一度つけようとしたがいらないといわれたので自分の物にする、と言いだす。
そして、自分につけようとするが上手くいかずにベルにつけてもらう。
「ルル=ベル様自らつけてくれるなんて、なんだかルル=ベル様と一緒にいるみたいです。ルル=ベル様。イノセンスの力を探るだけでなく、イノセンスも奪ってきます!」
ミミは、ベルと向き合う。
「ひきどころは、わきまえなさい」
「はいっ!」
はりきってるなぁ、ミミ。
ミミは、すぐに外へ出る。すると、ベルが話しかけて来た。
「いつまでいるの」
「気が向くまで。それに、任務対象もベルが狙ってる適合者の中にいるんだもん。」
「早く遂行すればいいのに。」
「ひっでぇのな」
それ、一緒に行動したくないっていう意味だろ。
僕、とても悲しいです。ベルにさっそく嫌われました。たぶん。
「……」
ベルが冷たい目でこちらを…
「分かったよ、出てくよ。今は(笑)」
そう言い残し、僕も外に出ていく。
すると、ミミが、あの適合者と話しをつけているところを発見。
話を聞く所によるとどうやら、適合者だけを1人でおびきよせてイノセンスを奪うって作戦なんだろうな。
しかし、まぁそしたらはやめにしとめねぇと応援がくるぞ。
いくら戦闘能力知が高いミミでもエクソシスト6人にはかなわねぇだろ。
ミミは、放っておいてターゲットを見つけることにした。
なかなかみつからねぇしイライラしてると、急に爆裂音がしたのでそちらを見る。
すると、そこには人間化を解いたミミの姿がある。
なにやってんだ、あいつ。目的が少しずれてないか?
あそこまでする必要があるのだろうか。
「あれはっ! アクマ」
アレンの声が聞こえてそちらの方を向くと、エクソシスト3人を発見。
「クロウリーと、アレンと、ルキア。いや、ルギアの方か。」
たぶん、Lv.2のアクマを発見しそこへ向かっている途中、というところだろう。
しかも、全員寄生型というなんというコンビだろうか。
3人ここにいる、ということは3人は、足止め出来るな。
「いかせねぇよ」
人間化を解いてノアの姿になって3人の前へ。
「お前はっ」
あ、そういえばカラコンはずしたままだったか。
「ルギア、知ってるんですか?」
「知ってるも何も。昔から会った事、あるもんなぁ? ルギア」
「っ!!」
—行け
Lv.1のアクマ大量と、Lv.2のアクマが少々。
足止めさせるにはちょうどいい数だろうよ。
本当ならばあいつらも壊したいが。ルギアがターゲットだし。
しかし、それではまだ楽しくないので僕は、そこから立ち去る。
「待てっ リクト」
「僕は、まだお前を壊(や)ろうとは思わない。今は、足止めだけだ。今は、な? また会おう、ルギア、ルキア」
「んなっ くそっ」
ルギアが、こちらを狙い双剣をふりかぶるがアクマに邪魔され僕のところまでこれない。
それをいいことに、僕は、その場を去り、ミミの方へと向かう。